12月24日。繰り返す29歳。【五条悟】

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Aside




病院に運ばれて、一度は集中治療室に入れられた悟だったが、すぐに一般病棟に移った




医師「もう少ししたら目を覚ますと思いますので、」
　


医師から軽く説明を受けた



『はい。わかりました』



どうやら状態は安定しているらしい



医師「それにしてもすごいですね。あんな酷い状態だったのに、、

貴方の処置がなければ助からなかったかもしれません。」



『あ、どうも、』



早く悟と二人っきりになりたい



医師「貴方、本当にただの救急隊員ですか？」



うっとおしいな、この男性医師



医師「もっと貴方のこと知りたいので、よければ連絡先を＿＿」



医師が何か言おうとした


その瞬間、



『悟？さと、さとる！』


私が握っていた悟の手が一瞬、動いた気がした



五条「っ、……」



『さとる！さとる！』



薄っすらではあるが、目を開け始める悟



五条「A？、」



なんだか悲しそうな顔で私の名前を言う悟



『ｯ、良かった、、……』



あれ、？



五条「A？なんで、泣いてんの？」



『え？、う、そ、』



ぼやける視界に濡れる頬



五条「泣くなよ、」



悟はそう言って笑って、私の涙を拭ってくれた

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