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sha｢俺が呼んだら出てきてや｣
それだけ伝えて目的地まで黙々と歩いた。
秘密を打ち明けたからか、足取りはそれまでよりも軽くて。
そしてたどり着いた学校。
sha｢もうすぐくんで、多分。どっか俺に触っといてや。｣
rbr｢きしょいとか言うなよ。｣
sha｢きっしょ！！｣
rbr｢おい！！！｣
瞬間、襲う目眩。慣れたもんやな、これにも。
あ、ロボロに目眩来るって言うの忘れとったわ☆
rbr｢き、もちわるぅ…｣
sha｢すまんすまん！言うの忘れてたわ！！｣
グロッキーなりかけのロボロを置いて歩き出す。
腐りかけのすのこが敷いてある渡り廊下を通って自動販売機を右に。そこにあるのは学校1大きな桜の木と愛しい彼女の姿。
『シャオちゃん！待ってたよ〜』
sha｢おん、すまんな。｣
『第二ボタンくれるって約束だったのに…ボタンもう無いじゃん！！』
sha｢いやぁ、俺もてるからさ！｣
忠実に過去と同じセリフをなぞる。
sha｢第三くらいのやつなら残っとったからやるわ。｣
『第二じゃなきゃ意味ないのに…』
拗ねた顔のA。まぁそれ俺が残しといた第二ボタンなんやけどな。だけど気づかないでいてくれ。
ごめん、昔の俺。なんか謝ってばっかやなぁ…お前がずっと大事にしてた恋心、今から捨てるわ。許してくれるよな、俺なんやから。
sha｢ロボロ！！！｣
隠れていたあいつを呼ぶ。止まる世界では舞い散る桜の花びらも制止していてどこか幻想的だ。
rbr｢ほんとにこれで良かったん…？｣
sha｢俺が選んだんや。これでいい。｣
すぅ、と息を吸い込み放つ言葉は
sha｢A！！俺、お前の事が好きや！！｣
でもきっと君はそれを望まない。
sha｢ちょっと抜けてる所も、照れた時の顔も、煽ると強気で、いいかえしてきた…ところも…｣
グラウンドに水滴が落ちる。雨なんて降るはずないのに。
sha｢ぜんぶ、ぜんぶ大好きやったで。ありがとなぁ…｣
幸せにしたるから。俺が居なくたっていいくらいに。
rbr｢もう、やめとき。｣
ロボロの手が俺に触れる。襲う強烈な目眩は頭の中を掻き回して、ボロボロとこぼれ続ける涙を助長した。
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紗音(プロフ) - 椿さん» 泣かないでください！？読んで下さってありがとうございます！ (2020年8月17日 23時) (
レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ね"ぇ、い"ま"か"ら"な"く"よ"((号泣 (2020年8月17日 22時) (レス) id: 37e6844d54 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 桜花さん» お待たせしました…！ありがとうございます〜！！頑張って次早めに出しますね！！ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 紗音さん» 完結おめでとうございます〜！！めっちゃかっこよかった...！！最高でした！！次作も楽しみに待ってますね！！ (2020年6月1日 16時) (レス) id: 5ecfd5bd4f (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます…！早めに次出せるように頑張りますね！！ (2020年6月1日 10時) (レス) id: 49310bd778 (このIDを非表示/違反報告)
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