zm×em(2) ページ23
zm side
ーーーー
「まって！」
咄嗟に腕を掴んでいた。
確信をまだ得ていない「知らない人」の腕を。
「......っ」
？「あの....」
「.....僕の事....覚えてたりしませんか？」
心配そうに自分を見つめるその瞳をじっと見つめた。
思い出して欲しいと。
？「.....すみません....どこかでお会いしてましたか？」
「......いえ....人違いでした。本当にすいません。切符気をつけてくださいね」
？「.....？」
まぁ無理はない。だって何年もたっているし、先生は来てから3週間ほどでやめてしまった。
俺との記憶なんてほぼ無いに等しい。
ただ、俺は初恋だったからあるだけで....。
でも確信があった。やっぱりあの人は先生だった。
名前も知らない初恋の先生だった。
今も昔も変わってない。優しくて、お人好しそうで、か弱くて、脆い。
変わっていなかった。
「すきな人出来た」
tn「......」
kn「.....ほらなぁ？ゆったやろ恋やって」
tn「さすがコネシマ。よくわかったな」
「.....聞いてる？」
kn「聞いてる。お前が悩んでた理由なんやろかって話しててん。まぁ恋ちゃうかなぁ？って思っとったらお前が来たからさ」
tn「.....で？どんな相手なん？」
「先生。俺が小さい頃少しだけお世話になった先生。初恋の.....先生」
背中を押されて駅まで来たけどやっぱりそんな簡単に会えるわけがなく、仕方なく電車に乗った。
「(.....甘い匂い？)」
満員電車の中にΩのヒート....いや、それよりももっと甘い匂いが広がった。
ザワつく車内。αであろう大人達はその「原因」を見つけようと車内をグルグル見渡し始めた。
？「っ.....」
zm「？大丈夫ですか？」
？「だいじょうぶ......です」
zm「！？せんs....この前の人....ですよね？」
？「っ？」
この人だ。ヒートなのはこの人だ。自分が運命だと思っている人が目の前でヒートを起こしている。
zm「.....ヒート.....だよね？次の駅でっ.....降りるよ」
？「すいません.....んっ」
zm「ふー.....大丈夫。俺に隠れるようにしてて。襲われてもおかしくないんだから.....」
ポケットから抑制剤を出して腕に刺した。
これでさっきよりはマシになった。
大丈夫。この人を絶対襲わない。
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マサ(プロフ) - しゃーべっとBoxさん» ありがとうございます^^* 短編集5の方で書かせていただきます^^ (2021年4月20日 23時) (
レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
しゃーべっとBox - 初コメ失礼します。リクエスト大丈夫ですかね？大丈夫でしたらrb×utいいですかね。新しいカプ開拓したくなりまして、、、ダメでしたらすみません (2021年4月20日 23時) (レス) id: cfe32c25a4 (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - マサさん» うーふふふ。鼻血出まくりですね (2020年12月19日 23時) (レス) id: 923b872494 (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - ReiHetaさん» お願いします´`* (2020年12月19日 22時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - U，N，Owen.さん» 私もemは右固定しか書いたこと無かった....？と思うので新鮮でした！ (2020年12月19日 22時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マサ | 作成日時：2019年12月29日 22時
