zm×em(1) ページ48
フレンチクルーラーさんリクエスト！
zm side
ーーーー
血の契約というものがある。
古くにこの地に潜むヴァンパイアと貴族が交わしたことからずっと残っているしきたりだ。
今となっては血の契約自体知らない人間の方が増えたが、自分が生まれた家系にずっと残っており、人間である自分は、年頃のヴァンパイアの為に育てられたと言っても過言ではなかった。
zm｢はぁ？血の契約？今更何言ってるん？｣
｢自分の兄弟たちは血の契約をしてそのヴァンパイアに仕えています。ですが、私は.....してないので気になって｣
zm｢そういう話したくないからお前選んだはずやねんけど｣
｢....すみません｣
ヴァンパイアである彼が好きだった。
小さい頃から誰に何を言われても自分を貫きとうすようなそんな悪く言えば傲慢な彼が好きだった。
自分には持ってないものを持っていて憧れだった。だから彼に選ばれた時すごく嬉しかった。
zm｢.....今日はいい。違う人に貰ってくる｣
｢......｣
利害関係だ。
私はゾムさんに対して好意を持っていても、ゾムさんから見て私はただの食事を無償で提供してくれる都合のいい相手。窓から飛び立つゾムさんを止めることが出来なかったのは嫌われることが怖かったから。
こうやってすぐ私の元から飛んで消えてしまえるのならいつ捨てられてもおかしくないんだろうな。
しばらくして家の辺りが慌ただしくなったと思ったら自分の部屋のドアが思いっきり開いた。
あおい顔をした父親が入ってきて、「どうしたの？」と聞く間もなく腕を掴まれ1階へと連れていかれた。
そこに居たのはヴァンパイアであるゾムさんのお父様とお母様。お父様の腕に抱かれてぐったりとしているのは紛れもないゾムさんだった。
「な、にが、あったんですか！」
『血の契約を交わしたのか！？』
「交わしてないです！先程部屋に来ましたが今日は...別の人に貰うと言って出ていかれて...」
『交わしていないのか...ではなぜ』
「何があったんですか」
『拒絶反応だよ。別の人の血を飲んだんだろうな。通常契約を交わしていないのならこの反応は起こらないはずなのに起こってしまった』
私のせいだ。私が贅沢を言ったから。こうなったんだ。ゾムさんのお父様に頭を下げ、溢れる涙を流すまいと堪えながら、自分は一生この気持ちを抑えていかなければと自分自身に誓った。
ーーーー
なんとなくかけるようになってきました！きっと時間開けすぎて書き方忘れただけでした、、。(自業自得)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 473人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイ - 好き好き好き好き好き好き (5月4日 14時) (
レス) @page29 id: 6f0674a1a0 (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - フレンチクルーラーさん» 了解しました！リクエストありがとうございます！！ (2023年1月12日 0時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - マサさん» ありがとうございます。それでは、tnciで童帝弄りをしていたメンバーに混じってケラケラ笑っていたが、後ろにいるtnに気付かず、メンバーと通話してる中セッをしてしまいメンバーに関係がバレると同時に妊娠しちゃう話をお願いします。 (2023年1月11日 9時) (レス) id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
マサ(プロフ) - フレンチクルーラーさん» お仕事お疲れ様です！リクエスト大丈夫ですよ！ (2023年1月11日 7時) (レス) id: 721f7f3b6e (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - ありがとうございます!(´▽｀)仕事で疲労困憊なのが癒されました。リクエスト大丈夫ですか？ (2023年1月11日 2時) (レス) @page50 id: 2e81a6143c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マサ | 作成日時：2019年12月29日 20時
