祝福できる程私は綺麗な心をしてないんだ【志麻】

幼馴染へ告白-2- ページ23

坂｢っは…？｣



突然の告白をした私に 坂田はやっぱり驚く



『ずっと、大好きでした』


そう言って私は坂田に抱きつく



ずっと、ずっとやりたかったことのうちの一つ



小さい頃はそりゃあスキンシップなんて当たり前だったけど

小学校高学年くらいから思春期になり始めた私達は手を繋ぐ事さえしなくなった


多分、今しかできないから


坂田に抱きつくなんて


これからもっと出来なくなるから


私は精一杯抱き締める


坂｢えっと……東雲…？｣


『気づいたら坂田のことばっか見てた

物心ついたときから坂田のことが好きだった

だから他の人に告白されても興味なんてなかったし、付き合うことなんてしなかった』


坂田の震える手がゆっくりと私の腰へと移動する


ぎこちないなぁ なんて思いながらも私は話を続ける


『百花ちゃんと付き合えて良かったね、頑張れ。応援してる』




これが本当に私の本心なのかな


こんな終わりでいいのかな




いや、駄目だ



まーしぃも応援してくれてるんだ


最後くらい 本音をぶちまけてやろうじゃないか




私は坂田から離れて今までのストレス全部ぶつけるくらいの声量で叫ぶ



『＿＿＿なんで百花ちゃんのこと好きになっちゃったんだよばか悠真！！！！！！！！！』


しっかり受け止めてね、悠真



→→→→→→→→→→

(なにこれ…夢主ちゃんの変な告白にもう暫くお付き合い下さいませ…………)

幼馴染へ告白-3-→←幼馴染へ告白

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す