祝福できる程私は綺麗な心をしてないんだ【志麻】

幼馴染の告白-5- ページ16

私が教室へ戻ったときには

坂田は机に突っ伏して、真っ赤な耳が見え隠れしていた

『……どうしたの、坂田』


ガバッと顔を上げる坂田。こわ……


坂「今日の放課後！美術室でって！！………言っちゃっ、た………」


『う、ん？ 頑張れ……』

・

・・

結局、あの後から坂田は授業中上の空になってばかりで先生に何度も怒られていた

そして今、私たちは美術室の前にいる

美術部のみんなは事情を話したら快く出ていってくれた

…優しすぎか


『それじゃあ、百花ちゃん呼んでくる』

坂「よよよ、よよろしく」

私は緊張のしすぎで頭がおかしくなってる坂田を横目にドアを開けた

(ｶﾞﾗｯ


ドアを開けたとき、ふと嫌な感情が脳内をよぎった



もし、


私が 百花ちゃんいなかった と言ったら、


坂田はどうするんだろう


百花ちゃんを必死で探す、？



其れとも、


_________百花ちゃんのことを諦めてくれるかな




なに考えてるんだ。


私は、応援しないと。



幼馴染の初恋だ、邪魔してどうする









でも、、





『____百花ちゃん。少し静かにしてて』




『坂田ｯ、百花ちゃんが居ない____』




ごめんね、百花ちゃん。



ごめん、坂田。




私に、好きな人の恋を応援する なんて



出来やしないんだ

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