祝福できる程私は綺麗な心をしてないんだ【志麻】

幼馴染の告白-3- ページ14

志「おはようA、さかたん」

坂「おお！おはよう志麻！！」

『お、おはよ』


昨日の出来事がフラッシュバックして少し恥ずかしくなってしまった

普段と変わらないまーしぃは凄いなぁ…

なんて思っていたら学校に着いた

下駄箱で靴を履き替えようとした時、何か入っているのが見えた

……手紙？


シンプルな封筒の中に丁寧な文字で 好きです と書いてあった

志「ラブレター？！」

いつの間にか私の後ろに立っていたらしいまーしぃは手紙を凝視している


『え、多分…？

でも、名前書いてないんだよなぁ………』

志「差出人不明か……」

てか、リアクション薄っ！嬉しくないん？ と聞いてくるまーしぃ

『いや、嬉しいけど…誰かわかんないし、どうせ罰ゲームとかなんじゃないかなぁー』

志「流石、モテる人は違いますね……」

いやいや、モテないから なんて言いながら私達を呼んでる坂田の方へ歩き出す



星「あ、A先輩！それに坂田先輩も…！

おはようございます！！」


うわ、今日一で会いたくなかった人物
いや嫌いってわけじゃないし、寧ろめちゃくちゃ良い子なんだけど……

なんで、なんで今日なの……

でも私は可愛い後輩のために挨拶をする
『おはよ、百花ちゃん』

坂「お、おお、おはよう！！」


なにそのあからさまな反応…

私にしないくせに なんて思うけど、
幼馴染なんだから当たり前か とも思う

まーしぃに至っては タイミングわる なんて言ってる

『ごめんね、百花ちゃん。私達急いでるからこの辺で失礼するね


……ほら、まーしぃ行こ』

志「あｯ、あぁ」

私はまーしぃの手を引いて目的もなく何処か歩き出した

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