第十四話 爆弾 ページ17
桂「いぃや。貴様の部下のおかげさ。よほど興奮していたらしい。録に確認もせずに髪だけ刈り取って去っていったわ。大した人切りだ」
似蔵……
でも、桂が生きていて少し安心したのかもしれない。
会いたくないのに、生きていてほしいとは、とんだワガママを言うのだな。私は。
晋助「逃げ回るだけじゃなく、死んだふりまで上手くなったらしい。わざわざ復讐に来たわけかい。やつを差し向けたのは俺だと」
違う。
似蔵は自分の意思で行った。
晋助は何も差し向けたりはしていない。
しかも私は、何故似蔵が桂や銀時を狙う理由を知ってる。
何なのだろう。
私のこの立場は、いっそ誰かに全部暴露してみたいくらいだ。
桂「あれが貴様の差し金だろうがやつの独断だろうが関係ない。
お前がやろうとしていることは黙って見過ごす訳にはいくまい」
ドカーン!!
船から物凄い爆発音がした。
やられた・・・・・!?
桂「貴様の野望、悪いが海に消えてもらおう」
バンッ!!
バンッ!!
これだけの数を……いつのまに。
桂もやるのだな。ここまでやられればもうお手上げだ。
人「な、何だ。何が起きている」
また子「桂ー!」
人「生きて帰れると思うな」
確かに、ここで桂を斬れば、後々楽なのだろう。
しかし、貴方達で桂をやることは出来ない。
神楽一人で多数やられているようなら、尚更だ。
カチャ……
神楽の手錠を桂が切ったため、解放された神楽。
桂「江戸の夜明けをこの目で見るまでは死ぬわけにはいかん。貴様らやばんなやからに揺り起こされたのでは、江戸も目覚めが悪かろうて。
朝日を見ずして眠るがいい」
すごい威力だ。
相変わらず、かっこいい台詞を吐いてくれる。
ん?神楽は何をしているのだ?
桂の体に両腕を回した。
何故かはわからないが、私は今物凄く嫌な顔をしているだろう。
また子「Aさん?」
近くにいたまた子が心配そうに顔を覗かせた。
「あ、何でもないんだ」
と自分でもわけのわからない返事をした。
桂「どうしたんだ?A」
桂まで私を心配し始めた。
皆がこっちを向く。
でも、晋助だけは無反応だった。
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KIYO(プロフ) - アイウエオさん» ありがとうございます!大感謝です。今はまだ無理そうですが更新がんばります! (2015年11月9日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
アイウエオ - KIYOさんの作った作品はとてもおもしろいです。続きを楽しみに待っています! (2015年11月9日 21時) (レス) id: f3fcac6a99 (このIDを非表示/違反報告)
KIYO(プロフ) - 〜kaori様、紀香様へ〜この度は、私のせいでを読んでくださり、ありがとうございました。御二人とも続きを待ってくれるようで嬉しいです。最近、学校や部活の忙しさがあり、中々更新することができませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします。 (2015年11月1日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
紀香 - 続きを楽しみにしてます〜 (2015年11月1日 16時) (レス) id: e65e4d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 面白かったです。続きが気になります!! (2015年11月1日 15時) (レス) id: 3cc7ab27d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KIYO | 作成日時:2015年9月14日 11時