検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:20,625 hit

第十四話 爆弾 ページ17

桂「いぃや。貴様の部下のおかげさ。よほど興奮していたらしい。録に確認もせずに髪だけ刈り取って去っていったわ。大した人切りだ」


似蔵……


でも、桂が生きていて少し安心したのかもしれない。


会いたくないのに、生きていてほしいとは、とんだワガママを言うのだな。私は。


晋助「逃げ回るだけじゃなく、死んだふりまで上手くなったらしい。わざわざ復讐に来たわけかい。やつを差し向けたのは俺だと」


違う。


似蔵は自分の意思で行った。


晋助は何も差し向けたりはしていない。


しかも私は、何故似蔵が桂や銀時を狙う理由を知ってる。


何なのだろう。


私のこの立場は、いっそ誰かに全部暴露してみたいくらいだ。


桂「あれが貴様の差し金だろうがやつの独断だろうが関係ない。
お前がやろうとしていることは黙って見過ごす訳にはいくまい」





ドカーン!!


船から物凄い爆発音がした。


やられた・・・・・!?


桂「貴様の野望、悪いが海に消えてもらおう」




バンッ!!



バンッ!!


これだけの数を……いつのまに。


桂もやるのだな。ここまでやられればもうお手上げだ。


人「な、何だ。何が起きている」


また子「桂ー!」


人「生きて帰れると思うな」


確かに、ここで桂を斬れば、後々楽なのだろう。


しかし、貴方達で桂をやることは出来ない。


神楽一人で多数やられているようなら、尚更だ。


カチャ……


神楽の手錠を桂が切ったため、解放された神楽。


桂「江戸の夜明けをこの目で見るまでは死ぬわけにはいかん。貴様らやばんなやからに揺り起こされたのでは、江戸も目覚めが悪かろうて。
朝日を見ずして眠るがいい」


すごい威力だ。


相変わらず、かっこいい台詞を吐いてくれる。





ん?神楽は何をしているのだ?


桂の体に両腕を回した。


何故かはわからないが、私は今物凄く嫌な顔をしているだろう。


また子「Aさん?」


近くにいたまた子が心配そうに顔を覗かせた。


「あ、何でもないんだ」


と自分でもわけのわからない返事をした。


桂「どうしたんだ?A」


桂まで私を心配し始めた。


皆がこっちを向く。


でも、晋助だけは無反応だった。

第十五話 友情→←第十三話 似蔵の気持ち(3)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 高杉晋助
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

KIYO(プロフ) - アイウエオさん» ありがとうございます!大感謝です。今はまだ無理そうですが更新がんばります! (2015年11月9日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
アイウエオ - KIYOさんの作った作品はとてもおもしろいです。続きを楽しみに待っています! (2015年11月9日 21時) (レス) id: f3fcac6a99 (このIDを非表示/違反報告)
KIYO(プロフ) - 〜kaori様、紀香様へ〜この度は、私のせいでを読んでくださり、ありがとうございました。御二人とも続きを待ってくれるようで嬉しいです。最近、学校や部活の忙しさがあり、中々更新することができませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします。 (2015年11月1日 21時) (レス) id: 258f54b3b7 (このIDを非表示/違反報告)
紀香 - 続きを楽しみにしてます〜 (2015年11月1日 16時) (レス) id: e65e4d3f67 (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 面白かったです。続きが気になります!! (2015年11月1日 15時) (レス) id: 3cc7ab27d3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KIYO | 作成日時:2015年9月14日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。