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妖の血に人間の血が混ざったものを「半妖」と呼ぶ。


妖には人間に対して好意的なもの悪意的なもの2種類存在しており、中でも人間対して友好的なものはごく僅かであるが、関係を築いている妖も存在しているという。



人間と妖それぞれ異なる血が混ざることは稀少で、普通なら子を成すことすら難しいと言われている。



だからこその異端



人にも妖にもなれない、それがこの俺だ。



妖はある一定の年齢を超えると歳をとらなくなり、姿や形が変わらなくなる種族も存在している。それ故にある時から歳をとらなくなった俺を人の世界からは気味悪がった。



「ねぇ、あなた。ここは私のお気に入りの場所なの、どいてくれる?」


いつもの場所で仰向けになって寝転んでいると、栗色をした女に顔を覗き込まれる。あまりも突然のことに驚き、体を起こすと女と思いっきりおでこをぶつけた。


「いったぁい!」

「お前が覗き込んでくるからだろ。俺は悪くない」


ぎゃあぎゃあ2人で言い合っていると、少し離れた場所でクスクスと笑い声が聞こえてくる。女は声の聞こえてきた方へ向かって小石を向かって投げた。

「ぎゃっ!!!」


と言う短い悲鳴と共に茂みが少しだけ揺れた。

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あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (10月5日 22時) (レス) @page4 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまの助 | 作成日時:2022年8月8日 22時

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