七十六、 ページ4
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モニターに表示された2人が人をかき分け出てくる。体力的にもサスケが長期戦で戦うのは厳しいように思える。それに気がかりなのはあの呪印。何かしらの術を練ろうとする度に黒いアザが浮かび上がってくる。
「それでは始めてください」
「「あぁ」」
まず初めに攻撃を仕掛けたのは赤胴だった。片方にチャクラを貯め、もう片方の手でサスケに向かって複数のクナイを投げる。いつものサスケならばそんな攻撃直ぐにかわせただろうが今は大蛇丸に付けられた呪印がある。ぐらついた所を赤胴が見逃すわけもなくチャンスとばかりに飛びかかる。サスケも赤胴に体術を仕掛けるが、赤胴がニヤリと笑う。
「サスケ、そいつから離れろ」
「外野は黙っててほしいなぁ、ま、もう遅いがな」
「く、ッ、力が……まさかお前俺の、、チャクラを?」
サスケの拘束する力が弱まったところをすり抜け、再び赤胴が攻撃を仕掛け、チャクラのたまった手でサスケを殴りつける。その間にもチャクラを奪われているのか、倒れ込んだサスケの手から力が抜ける。
チャクラが無くなれば待っているのは死だ。恐らく赤胴のあの手のひらに触れている間はチャクラを吸われ続けてしまう。
「サスケ、アイツを思い出せ。まぁ賢いお前は気付いてたかもしれないがな」
「うるせぇ、黙ってろA!お前に言われなくても分かってんだよ」
速さならサスケも負けていない。相手が認識するより早く、相手に近づき、顎を蹴りあげる。相手が地面に着地するより前に空で拘束し身動きが取れないようにする。
「く ッ 、一々反応しやがってうぜぇんだよ ッ 」
サスケの首から呪印が広がる。
「そんなのにのまれるほどお前が弱くないって自分が一番しってるだろ?」
「うるせぇんだよ、A……でも……ま、また助けられたな」
顔全体に広がっていた呪印が引いていく。そのまま持ち直したサスケは赤胴に体術で技を決め、思いっきり地面に叩きつけられ完全に伸びてしまった。
「これ以上の戦いは私が止めますね。よって勝者うちはサスケ。予選通過です」
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椿(プロフ) - 続きを楽しみにしてます(≧∇≦)/ (2019年10月22日 18時) (レス) id: ab7495b6bc (このIDを非表示/違反報告)
くまの助(プロフ) - チェクさん» お待たせしてしまい申し訳ございません。現在私生活が立て込んでおりまして……明日更新出来そうなら更新いたします。 (2019年9月5日 20時) (レス) id: 5a8dc78727 (このIDを非表示/違反報告)
チェク - 失礼ながら、作品の続きはまだかかりそうですか?( -_・)? (2019年9月1日 22時) (レス) id: afa1aa4f64 (このIDを非表示/違反報告)
チェク - 1話から読んでいてすごく面白かったです。続きも楽しみにして待ってます。頑張ってください。応援しています。(`ー´ゞ-☆ (2019年8月18日 13時) (レス) id: afa1aa4f64 (このIDを非表示/違反報告)
mako - 続き楽しみにしています!自分のペースでの更新頑張ってください!! (2019年7月30日 7時) (レス) id: ec98b22c92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまの助 | 作成日時:2019年1月13日 22時