403話 ページ6
恥ずかしい中頑張って言えたのに及川さんが固まってて何も言ってくれないから私は及川さんに｢及川さん、聞いてました？｣と言った
及｢…うん｣
｢やばい、え、やばすぎる｣と言って及川さんの顔が真っ赤だったので｢あれ〜？照れてるんですか〜？｣と今度は私が及川さんを攻めた笑
及｢ちょっと今見ないで｣
そう言って顔を逸らすけど顔は赤いままだった
あ｢ふふ、及川さん可愛いですね｣
及｢男に可愛いはなくない？｣
あ｢私からしたら及川さんは可愛いですよ？｣
｢えへへ｣とふにゃっと笑うと及川さんが｢ねぇ、今日及川さんの家泊まっていきなよ｣と急に真剣な顔をする及川さん
あ｢いいですよ｣
及｢え｣
私がYesと言うとびっくりした顔をしていた
たぶん、断られると思っていたらしい笑
あ｢私のお母さん今日からフランス行ってるので今家に誰もいません｣
それを聞いた及川さんが｢え、ほんとに？｣と嬉しそうな顔をしていた
あ｢はい。ほんとです｣
及｢俺も今日と明日親いないから…くる？｣
及川さんと付き合って半年経ってデートも何度か言ったこともあるけど泊まりには行ったことなんて1度もない。それに彼氏とのお泊まりするのが少し憧れだったりしたから及川さんにくる？って言われた時嬉しかった
あ｢お邪魔じゃなければ｣
及｢お邪魔なんかじゃないよ｣
｢じゃあお泊まりセット取りに行こっか｣とのりのりな及川さんが私の手を取って私の家へと向かった。私とのお泊まりが嬉しいのか及川さんのにやにやした顔と鼻歌が止まらなかったのは私だけのひみつね。
〜及川家〜
自分の家にお泊まりセットを取りに行く最中も及川さんは鼻歌を歌って軽くスキップをしていたような気がしたのは及川さんには言わないでおこう笑
｢寒くない？へーき？｣と私の事を気にしてくれてたのがとても嬉しかった
ときどき私が及川さんをずっと見てると及川さんがそれに気づいてにやっと笑って｢なーに？｣と私を見たから｢横顔も好きだなって｣とこたえると｢なんか今日のAちゃんすっごい素直じゃない？！え？！熱でもある？！｣ってうるさかったので｢ないですよ｣と2人で笑いあった
及｢どうぞ入って〜｣
及川さんの家は私の家から真反対で少し遠いいけど及川さんと話しながら歩いてきたから短く感じた
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作者名：もも | 作成日時：2024年3月30日 23時
