362話 ページ15
山「根性みせたな、研磨よ」
研「…違うよ…俺は根性が使えるレベルじゃない」
山「?アン?」
すると研磨くんがたじろぎながら慣れてないように話し始めた
研「なんて言うか…なんだろう、義務感というか…皆頑張ってレシーブ上げてるから俺もちゃんとしないとみたいな…?」
山「だからそれが根性だってつって」
研「ていうか頑張ることに明確な名前つけないとだめなの??俺が頑張ったら変??」
山「何キレてんだよ」
海「試合中はなんか空に向かって怒ってたよなぁ」
山「お前疲れてっと人格変わりすぎだろ」
黒「糖分が不足してるんだなぁ」
あ「研磨くん頑張ってたもんね」
研「仲間の為に頑張ることはおかしいこと??俺がやったらおかしいの??」
それを聞いた海さんと山本くんが驚いた顔をしていた
山「研磨ァァァ!!」
普段研磨くんがそんなことを言わないのか山本くんが感極まって飛び跳ねていたから研磨くんがびっくりしていたのが面白かった
研「なにっ?!」
夜「山本大げさか」
黒「いやいやあの研磨が他人を仲間と呼ぶなんてすげぇ事だよ?!」
山「来いっ」
山本くんが研磨くんに腕を広げて待っていた
研「来ないで」
あ「研磨くん!おいでよ!」
私も山本君のノリに釣られて腕を広げると研磨くんが「虎のノリに釣られないで」と疲れきった顔をしたので頭だけ撫でといたら照れてた。え、可愛い
そして次は因縁の相手、烏野高校…ゴミ捨て場の決戦とも言われている
メインアリーナに移動する為、私達はサブアリーナを出た
〜メインアリーナ〜
メインアリーナでは、2回戦目の烏野高校 対 稲荷崎高校で会場が大盛り上がりだった
私もこの戦いをずっと楽しみにしていた。なので、烏野高校側の1番前のあいてる応援席に座ったら私を真ん中に鉄くん、研磨くんが隣に座ったそれと同時に音駒の人達も座り出した
私は研磨くんにだけ聞こえるように研磨くんに「研磨くん、耳貸して」と伝えると「?うん」と私に近付いてくれた
あ「今日の研磨くん1番かっこいいよ」
そう言うと研磨くんが驚いた顔をしてみるみるうちに顔が赤くなった
研「…何言ってんの」
あ「私は色んなセッターの人達を見てきたけど私は研磨くんのトスが1番好き」
自信満々に伝えると研磨くんが「…あっそ」と照れていた
あ…多分これツンデレってやつだ
100人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もも | 作成日時:2024年3月3日 19時