288話 ページ41
〜2日後〜
昨日は1日安静にしてたから熱も下がって食欲も戻ったから今日は何とか学校に行けるのがとても嬉しくて朝練が始まる1時間前にはもう身支度を終えていた
母「お母さん今日からまた仕事だから夜ご飯よろしくね〜」
昨日は仕事を休んでまで私の看病をずっとしてくれたお母さんが今日からまた仕事に行く準備をしていた
あ「うん。あ、昨日はありがとね」
母「いーのよそんなの。お母さんなんだから当たり前でしょ?」
「というか、お母さんに感謝する前に徹くんにちゃんとお礼言っときなさいよ?」と笑っている
そう言えば、及川さんにはたくさん迷惑かけたしみんなにも迷惑かけてしまった
合宿では私が倒れてからの後の記憶があまり思い出せなかった
熱なんて滅多に出さない私があんなに高熱をだすなんて信じられなかった
あ「うん」
母「お弁当そこ置いといたからね」
話しながら玄関に向かうお母さんは何故か嬉しそうだった
母「じゃあお母さん行ってくるね!鍵、ちゃんとしめるのよ?」
あ「ねぇお母さん」
お母さんが玄関を開けようとした時私がお母さんを止めた
母「ん?どうしたの?」
あ「なんか今日のお母さんすっごい嬉しそう」
母「そう?」
あ「うん」
いつもより嬉しそうで何より朝からテンションが高かったのはいつもだけど、なんでだろう
母「昨日ね、徹くんがここまでAちゃんを抱っこして運んできてくれたのよ?」
あ「え?」
突然話されたお母さんの話に驚いて立ち止まっていた
母「徹くんも合宿で疲れてたのに大事そうにうちの可愛いAちゃんを連れてきてくれてお母さん、涙が出そうだった」
あ「…」
今にも泣きそうなお母さんが嬉しそうに笑って話してくれた
母「Aちゃんの事を大切にしてくれる人が徹くんでお母さん、ほんっとに良かった」
玄関でお母さんが私を抱きしめながら少しだけ泣いている声も聞こえた
中学の時の事お母さんずっと気にしてたからな…
あ「うんっ、私も及川さんでよかったっ」
母「Aちゃん、何があっても2人で乗り越えなさい。前に進めなくなっても徹くんを離しちゃだめよ!」
泣きながらお母さんが私にそう強く言った
母「あ…お母さん泣いてたのね。ごめんね朝から」
あ「うんん、ありがとうお母さん」
母「いいのよ。いつも家に居なくてごめんね」
あ「大丈夫だよ、家の事は私に任せて!」
「えへへ!」と笑うとお母さんも笑ってた
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ろーるけーき☆(プロフ) - よろしくねっ (2022年10月8日 9時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ろーるけーき☆さん» はーい!了解(*^^*) よろしく! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ろーるけーき☆(プロフ) - ももさん» すみません汗汗 お返事遅れましたっ( ; ; )ありがとうございますっ!!仲良くなりたいのでよければタメ口で話してください! (2022年10月7日 22時) (レス) id: 873835901b (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - URAN٩( ᐛ )وさん» ありがとうございます!頑張ります( *´꒳`*) (2022年10月3日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
URAN٩( ᐛ )و - 及川、、、どんだけ大人なのよっっ!この小説大好きです!友達と仲良く読ませてもらってます。とても素敵な小説ありがとうございます。これからも頑張ってください。あと続き待ってます! (2022年10月3日 0時) (レス) @page21 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年9月25日 20時