俺に落ちるまで 5 【及川徹】

246話 ページ49

及川さんの首に手を回して、及川さんの首の所に顔を埋めて言ったら及川さんが｢え、俺も｣って即答してたから2人して笑い合った







〜クレープ屋さん〜


クレープ屋さんまで私の事をおんぶしてくれた及川さんに｢ありがとうございます｣って伝えたらおろしてくれるかなって思ったら及川さんが私をおんぶしたまま｢どれにする？｣とメニュー表をみて聞いてきた


あ｢えと、おろしてもらって大丈夫です｣

及｢えー…でも、メニュー表この位置からの方がAちゃん見やすいでしょ？｣


私たちがやってきたクレープ屋さんは、移動するタイプのクレープ屋さんは移動販売車の為、メニュー表がカウンターの上に乗っていた

下の方にもメニュー表はあるというのに及川さんは敢えて高い位置のメニュー表を見ていた


あ｢で、でも下にもメニュー表あるので｣

及｢え、やだ｣

あ｢えー｣

及｢俺はいちご大福にしよ〜Aちゃんはどれにする？｣


及川さんが選んだクレープは、真ん中に大福が乗っていてその周りにイチゴが乗っているとっても美味しそうなクレープだった。



私は何でもいいかなって思ってたけどめちゃくちゃ美味しそうなやつを発見したからそれにした


あ｢えと、私は…いちごブラウニーで！｣

及｢ん、了解！｣

｢すみませーん！いちご大福と、いちごブラウニーください！｣って言うから私は、｢ここは私が奢ります｣と言うけど、やっぱり及川さんは｢だーめ｣って断る




店員さんには｢仲のいいカップルですね〜｣と言われ、何故かサービスで1番人気のキャラメルバナナカスタードのクレープを私と及川さんに1つずつくれた


クレープ4個も及川さん1人で持てないので私は及川さんの背中からおりて、クレープを2つ持った


及｢あ、何でおりるの｣

あ｢及川さん4個もクレープ持てないじゃないですか｣

及｢及川さんなら持てるよ｣

あ｢それはさすがに無理です｣


及川さんが余所見をしている隙に私は店員さんにお金を渡すと、それを見た及川さんが｢あ！！｣と騒いでいた


あ｢さ、あっち座って食べましょ！｣

及｢やられた｣

あ｢あ！及川さん！あそこ空いてますよ！｣


部活終わりでお腹が減っている私は早くクレープを食べたくて及川さんの手を引っ張る


及｢ちょ、そんなに慌てなくてもクレープは逃げないよ！｣


あ｢あ、及川さんのいちご大福1口ください！｣

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