俺に落ちるまで 4【及川徹】

177話 ページ30

及｢体育祭終わったら、Aちゃんの返事聞かせてね｣


そう言い残していった及川さんは野球部の横山さんと並んでいた





及｢今年はバレー部が勝つ｣

横｢いや、今年も野球部が勝つ｣


お互いバチバチと火花が散っている時先にバトンを持ってきたのは野球部の前島くんだった



そして勢いよく横山さんが走っていくと金田一くんが及川さんに｢及川さーん！！！｣と叫んでバトンを渡した


及｢おっけー！後は及川さんに任せて！｣

一瞬こちらにウインクをしてものすごい速さで横山さんに追いついた及川さん



花｢あいつのウインクほんと腹立つな｣

岩｢後でもう1回ケツ叩くか｣

松｢流石にあいつのケツやばいだろ笑｣






そして、私たちがゴールで待っていると｢うぉぉぉおおお！！！｣という声と｢おりゃぁああああ！！｣という声が聞こえ、ゴールテープを先に切ったのはなんと、





西｢なーんと！！！！今年の部活リレーの優勝はぁぁぁああ！！！またしてもこの男！！乙女心を揺さぶる自称ナルシストと言っても過言ではないぃぃぃいい！！全人類の女子を虜にしている低音ボイスが腰にくる甘々なスウィートボｫｫーイ！！そして！試合になるといつものおチャラけがなくなり！まるでそれは、バケモノの顔へと変化するゴリラのような恐ろしい悪魔になっちゃうぅぅう！！そしてそして！！こう見えて牛乳パンが好きなこの男ぉぉお！！ギャップ萌えが堪らない！バレー部主将を務める及川ぁぁぁあああ！！とーるぅぅぅううー！！！！ヒーハー！！！！｣


放送委員の西村さんがテンション爆上がりで実況をしていた


松｢ふはっ、やっば｣


国｢及川さんのこと色んな意味で尊敬します俺｣


岩｢最高だな｣

金｢すげぇ｣

花｢お前有名人だな笑｣



及｢ちょーっと！！！にっしーくん？！何その実況！！！ってか立花くんとにっしー絶対グルだよね？！あと俺、低音ボイスとかいつ聞かせた？！聞かせたことないよね？！なんで知ってんの？！ってかそれいつ聞いたの？！こっわ！！！ってか俺ナルシストじゃないんだけど？！？！誤解されるようなことマイク持って言わないでよ！！！！及川さんの顔はいつもかっこいいの間違えでしょ！！！ってか牛乳パン好きなのは別にいいでしょ？！？俺の好物なんだから関係ないじゃん！！！お前ら放送委員！！好き勝手やりすぎるべ！！！！｣


ゴールテープを切った及川さんは放送委員の西村さんに向かって大声で怒っていた

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