134話 ページ36
耳元で低音で囁く及川さんの声に色気がありすぎて倒れそうになったが何とか耐えて見せた
心臓に悪すぎてこの先まともに私は及川さんにちゃんと伝えられるのだろうかと不安だった
及川さんと手を繋いでみんなが居る所へと歩き出した
〜烏野の試合〜
及｢やっほー飛雄ちゃん！チビちゃん！元気に変人速攻やってる？｣
烏野の初戦の相手は常波という高校だった。聞いた事がないけど、あれから烏野はどんな戦いを見せてくれるのか少しだけ楽しみだった
岩泉さんと金田一くんが前で観ていたので私も隣に行き、｢隣で観てもいいですか？｣と聞くと金田一くんが｢はい！もちろんっす！｣と笑顔で答えてくれた
私が前で見ていたら烏野の誰かに声をかけられた
日｢あ！Aさん！…ですよね？！｣
｢あ、すみません！勝手に名前呼びしてしまって！｣と慌てている日向くんに｢大丈夫だよ｣とこたえた。
いきなり名前を呼ばれたので驚いたけど日向君が私の事を覚えてくれていたのがとても嬉しくなった
影｢あ？何言ってんだボケ、Aさんに決まってんだろーが｣
日向くんの隣にいた影山くんが肩をバシッと叩いたのを見て私は笑ってしまった
あ｢日向くん、影山くん｣
私が声を掛けるとお互い掴みあってた2人は私の方を見てくれた
あ｢変人速攻楽しみにしてるね｣
そう言うと2人は息ぴったり声を合わせてこう言った
影・日｢｢はい！もちろんです！｣｣
そして、私たちはそのまま烏野の側の方で試合を観ることとなった
烏野と常波の試合を見ていて思ったけど、前の日向くんだったらガチガチに震えて前すら見えてなかったあの日向くんが公式戦の試合でとても周りを見ている気がした
相手側の選手1人ひとりの事を良く見えている
いつ使うかなと思っていた変人速攻が繰り広げられ烏野の点が一気に伸び、1セット目を奪った
あ｢日向くん、楽しそう｣
金田一くんの隣でボソッと囁いたら後ろの椅子に座って寛いで観ていた及川さんが、いつの間にか私の背後にいて何故かは分からないが後ろから私を抱きしめながら私の頭上から低音ボイスでこう言った
及｢楽しいのはきっと多分、今だけ｣
及川さんのこの言葉の意味は分からなかったが、多分きっと、楽しい反面、苦しくて辛くて、追い込まれたその先にあるのはきっと…
及｢その先にあるのは絶望だけ｣
目をギラつけさせながら、半笑いの及川さんにこの瞬間だけ、恐怖を感じた
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
