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123話 ページ25

国見ちゃんにそう言ったAちゃんが手を伸ばして頭を撫でようとした時俺は見ていられず、Aちゃんの細い手を掴んだ



及「及川さんにも頭撫でてほしいなぁ」


国見ちゃんとAちゃんの間を割って俺はそれを阻止した


いきなり現れた俺にびっくりしたAちゃんが目をまん丸にして俺を見ていた


何で国見ちゃんといるの?何で俺じゃないの?何で他の男に触れられてるの?



色んな感情と葛藤があり俺はものすごく腹が立っていたのかもしれない



国「及川さん俺たち行きますね」


国見ちゃんが面倒くさそうな顔をして俺に言ってAちゃんと行こうとした時俺がAちゃんを抱きしめた


だって、Aちゃんは俺のなんだよって見せつけたかったから

まだAちゃんにはちゃんと返事貰ってないけど、でも他の男に触られてるのか許せなかった


及「俺以外の男に触られないで」


Aちゃんにしか聞こえない声で言った俺の声は少し震えていたのが自分でもわかった



国見ちゃんは可愛い後輩なのに、俺はAちゃんが国見ちゃんに取られそうな気がして強引に抱きしめてしまった


だって、可愛い後輩でも国見ちゃんは男なんだよ…



"のんびりしてると取られちゃうんじゃない?"


前に言われたまっつんの言葉が何度も俺の頭の中でループしている


告白はしたけどAちゃんの気持ちはまだ分からないのに俺は身勝手なことをしてしまったと思った


それでも俺はAちゃんが大好きで、大事な子

そんな俺の欲が強すぎたせいか、Aちゃんの目には涙が溜まっていた


やりすぎてしまったと思い俺はAちゃんに謝った


及「…ごめん」


それだけ言ってその場から逃げてしまった俺は臆病者だと思った


多分俺がおちゃらけていつもみたいな会話をしていたらこんな重い空気にはならなくて済んだと俺は後悔した



Aちゃんごめん、俺…好きすぎてどうしていいか分からない













〜購買後〜



あ「ごめんね、遅くなった」


国見くんから貰ったいちごジャムサンドを持ったまま自分の机に座った


花「ちょ、目腫れてるよ?!」


花菜が驚いて「どうしたの?」と心配そうに聞いてくれる


あ「…大丈夫っ、だよっ」


花「真っ赤だよ、目…何かあったの?」

優しく聞いてくれる花菜が今は私の隣に居てくれるだけで心強くて私はそレに安心して留めていた涙が次々に溢れ出てきた



あ「っ、だ、いじょう、ぶ、だ、からっ」

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設定タグ:ハイキュー , 青葉城西 , 及川徹   
作品ジャンル:恋愛
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね!応援ありがとうございます! (2022年8月11日 22時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね!”応援しています! (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2022年5月14日 21時

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