122話 ページ24
今だって、私よりも可愛い先輩達がいるじゃないですかっ
何でですか、何で私を抱きしめてるんですかっ
私はあなたの事どうやって好きになるのかがわからないっ
でも、それでも私はあなたが好き…好きだからこそどうやって伝えるのか分からない
こんなくだらない私の悩みで前みたいなぎくしゃくした感じにはもうなりたくない
及川さん…私、もうどうすればいいかわからないです…だから私に好きを教えてください…って伝えても好きって言ってるのに教えてくださいだなんて、矛盾し過ぎてる
バカだな…私
及｢ごめん｣
そう言った及川さんは何もなかったかのように私を離して、それ以上何も言わずに去っていった
あ｢金田一くん待たせてるから行こ｣
国見くんの手を今度は私が引っ張って涙を流さないように隠すように前を向いて歩いていたら国見くんが足を止めた
国｢先輩、あの｣
国見くんが私を気にして声を掛けてくれるけど今止まったら多分私泣いちゃうから…そんな自分を見られたくないから国見くんを引っ張って歩いていく私に無言で国見くんも付いてきてくれる
あ｢金田一くん、お待たせ！ごめんね、遅くなって｣
金｢いえ！全然大丈夫ですよ…え、先輩っ、何かありました？｣
既に泣きそうな私を見た金田一くんが慌てていて、待たせた上に泣いている私を何とかしようとしてくれている金田一くんのその優しさに涙が溢れてしまった
あ｢っ、ごめんねっ…また部活でね！｣
2人の顔を見ないで走った私はトイレに駆け込んだ
及川side
授業が終わって俺はお昼ご飯を買いに購買に行こうとした。
1人で行きたい気分だったんだけど女の子が俺と行きたいらしく仕方なく優しい俺はその子達と購買に行った。
女｢ねぇ、これ及川くん好きなやつじゃない？｣
あっそ、だから何
てか、俺こいつの名前知らないし、馴れ馴れしく俺の腕を組んでくる香水臭いその女も全部俺の嫌いな匂いだった
俺はAちゃんと購買行きたかったな…と思ってたら国見ちゃんが誰かと購買に来てたのを見かけた｢やっほ〜国見ちゃん！｣と声を掛けようとした時Aちゃんと国見ちゃんが手を繋いでいたのを見た
及｢…何で｣
楽しうに話すAちゃんと国見ちゃんを見た俺はムカついたし、俺以外の男に触れられてるという事実を突きつけられてしまったのが気に食わなかった
あ｢可愛い｣
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もも(プロフ) - くにみんさん» 及川さん素敵ですよね！応援ありがとうございます！ (2022年8月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
くにみん - おいかわさーーーんかっこいい♡次の話も楽しみにしていますね！”応援しています！ (2022年8月11日 20時) (レス) @page50 id: 1aa174e0ca (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月16日 7時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - とても面白いです。この作品大好きなのでこれからも頑張ってください! (2022年5月15日 22時) (レス) @page8 id: 14f43f79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2022年5月14日 21時
