15話 ページ16
あ｢え、花菜？｣
花｢こんな事されて、文句の一つも言わないで、無理して笑顔作って…大丈夫じゃないのに大丈夫って言うな！！！！！｣
泣きながら花菜が私に怒鳴る
あ｢…っ｣
花｢何でっ、何でよ！なんで私に何も言ってくれないの！何でこんなになるまで黙ってたの！何で私の事頼らないの！！！！｣
前から嫌がらせはあった…机の中にゴミを入れられたり、上履きを隠されたり、筆箱の中にパンくずが入っていたり、教科書をハサミで切られたり…色々嫌がらせはされていたけど、こんな事花菜に話して迷惑をかけてくないと思って何も話さなかった。
あ｢…｣
花｢何か言ってよ！！！｣
手で涙を拭きながら私の応えを待っている花菜
あ｢私なら大丈夫だから、早く片付けて練習っ……｣
いつもなら何があっても泣かない私は花菜が私の為に怒ってくれている事がとても嬉しくて多分、貯まっていた物が涙と一緒に流れてしまった
この日は部活をしないで、花菜と一緒に家に帰った。
次の日、朝練に行こうとして玄関で靴を履いてドアを開けると花菜が泣きそうな顔で立っていた
花｢Aっ｣
あ｢大丈夫だよ｣
にこっと上手く笑えているか分からないが、笑って花菜を安心させるように大丈夫と伝える
花｢…｣
あ｢行こ！花菜｣
花菜の手を引いて学校へと向かった。
もう大丈夫だよ、昨日のあれはきっと悪い夢だったんだよ、そうだよ、きっとそうに違いないと前向きな気持ちで部室の扉を開いた
そこに居たのは同じバレー部の友達と、先輩たちだった
あ｢おはよう！｣
いつものように声をかけると無視をされる。た、多分聞こえなかったんだよ、ともう一度挨拶をする
あ｢お、おはよう！今日は、｣
｢うるさいんだけど｣
｢黙ってくれる？｣
｢朝からこいつの顔見るとか最悪だわ〜｣
花｢挨拶もできねぇとか、幼稚園児以下かよお前ら｣
その言葉に友だちと、先輩たちが何かを言っていたがその後は覚えていない…
部活中も声を掛けても無視をされ、サーブ練習の時ではわざとボールを当てられたり、ドリンクの中に草が入ってたりと部活での嫌がらせも日々増してきている
何でこんなことをかれるのかはすぐに分かった。
｢何であんな奴が修斗くんの隣にいるのよ｣
｢釣り合って無さすぎでしょ｣
｢ブサイクのくせにほんと生意気｣
｢さっさと消えればいいのに｣
午後練終わりの女子更衣室でゲラゲラ笑いながら聞こえてきた話を私に聞こえてしまいその日は
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 480人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも(プロフ) - はなさん» 教えていただきありがとうございます！！！今外しました！！ありがとうございます！ (2022年1月11日 22時) (
レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月11日 18時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - RIOさん» ご感想下さり、ありがとうございます！ハイキューキャラは皆かっこいいですよね(*^^*)今後は、及川さんとの出会いで夢主様が変わっていきますので最後まで見て下さると嬉しいです！よろしくお願いいたします！ (2022年1月11日 14時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - めっちゃ面白いです！この作品！やっぱりステーキ及川さん好きやわ…とか思いながら読んでたんですけど、結局は全キャラ好きです(え)あと、二人の友情というかなんというか…めっちゃカッコいいなって思いました。応援してます！ (2022年1月10日 23時) (レス) @page9 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2022年1月9日 16時
