104話 ページ6
うるっとした目で私を見てくるお母様に、私は苦笑した
あ「はい、お邪魔じゃなければまた来たいです」
母「全然お邪魔じゃないわよ!!今度はお泊まりセット持ってきてね〜!」
にこにこと楽しそうに笑うお母様に私はあははとしか言えなかった
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そして私たちは、侑とお母様にお礼を言って帰路へと治と一緒に歩いていた
治「今日は来てくれて、ありがとな」
あ「う、うんん!こっちこそ呼んでくれてありがとう!」
治「それと、その、…おかんが色々とすまんかった」
そっぽを向いて頭を描きながら歩く、治
あ「え?……あー、いいよ、別に」
てか、ママめっちゃ綺麗な人だねと笑う
治「普通やろ」
あ「えー、美人だよ〜」
治「…」
あ「…」
話の話題がなく、何を話していいか分からない…
やばい、どうしよう、、、
何か話題見つけないと、、、
治「そう言えばお前、夏合宿参加するんか?」
あ「え?」
治も多分私と同じ気持ちで、私に話題を振ってくれた
治「毎年俺らは都内での高校と合宿するってなってんで」
そう、なんだ…てっきりまた東京合宿行けると思ってた…
あ「そうなんだ…」
治「お前は参加するんか?」
マネとして優先的に行かないといけないのは多分、稲荷崎の方だと思うけど…、
会いたいな…皆に…
さっきから私の応えを待っているが何も反応がない私にもう一度聞いてきた
治「A?」
あ「え、なに?」
迷ってて治の声聞こえなかった
治「…」
あ「合宿か…」
多分烏野も来るんだろうなぁ
ツッキーに会いたかったなぁ…、推しの日向と飛雄のハッピーセット達にも会いたかったなあ…仁花ちゃんにも、潔子さんにも、かおり先輩にも、雪絵先輩にも、皆に会いたかったなあ
でも、1番会いたいのは…私の大好きな、鉄郎…
研磨とアップルパイ作りとかしたかったなぁ、やっくん先輩とレシーブ練したかったなぁ、リエーフのレシーブ強化もしたかったし、木兎さんにも、会いたい、京治にも会いたい…あ、あれから気まづいんだよね…でも、会いたいには変わりないし
何かを察した治が私に何かを言う
治「まぁ別にお前がおらんくても、俺らは大丈夫やしな」
あ「な、なぬ!?」
治「お前に頼る程弱くないしな」
あ「…そうだね」
治「…」
あ「考えとく」
治「あ、期限明日までやったわ」
あ「はい?!」
急な申し出に戸惑う私と笑う治
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渚(プロフ) - マネの仕事が中途半端すぎる気がするかも、でもきゅんきゅんするので読んでて楽しい! (2022年9月11日 20時) (レス) @page7 id: 4b6b08afa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2021年12月31日 15時