自称ブスは変わり者3 (ページ4)

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102話ページ4

治｢まぁええわ。上がってやA｣

母｢さぁ！上がって上がって！｣

あ｢お邪魔します｣

靴を脱ぎ、靴を揃えた私を見てリビングに案内してくれる治

侑｢お！めっちゃええ感じやん！俺天才やん！｣

玉ねぎが切れて凄く顔をキラキラさせているのが侑

あ｢侑、泣いてる笑｣

侑｢仕方ないやろ！玉ねぎめっちゃしみんねん！｣

あ｢私も手伝うよ！｣

侑｢おん、頼むわ｣

すると台所にいる、宮のママから手洗ってきなさーい！と言われた

母｢侑、Aちゃん洗面所案内しなさい！｣

侑｢よっしゃ、俺が案内してるから着いてきてや！｣

あ｢はーい｣

その後、手を洗い終え侑と治と一緒に野菜を切ったり肉を切ったり、ジュースを注いだり、宮のママと喋りながら鍋に野菜入れたり、とにかく楽しんだ

母｢よし、野菜も肉も入れたしそろそろ煮えてくる頃ね！｣

侑｢シメはやっぱうどんやろ！｣

治｢米やろ！｣

侑｢なんで米なん？！この間米やったやん！！今度はうどんや！！！｣

治｢そんなん関係ないわ！！日本人は大体のシメが米食べてんねんで！！！そんなんも知らへんのかお前！｣

何故か鍋が2個あるテーブルを囲むように煮詰まるのを待っている間何故かシメの話になってて、いつものように喧嘩をする2人を私は苦笑しながら見ていた

侑｢日本人の全国民が鍋のシメ毎回米食うてるやつおらんわ！！！お前だけや！！｣

治｢はぁ？何言うてんねん、野菜と肉の出汁が詰まった汁にそこに米投入して食うのが敷たりなんやで！？！そんなことも知らんお前は日本人やないわ！！！｣

侑｢そんな敷たり聞いたことないわ！！今日は絶対うどんや！！スープと絡まったうどんとコシが美味いんやろがァ！！！｣

と、その時治が負けじと何かを言う前にお母様が物凄い形相で、治と侑の顔にコーラをぶっかけた

あ｢…｣

母｢侑、治｣

お母様から、ドス黒い何かのオーラが怖くて私は恐怖を覚えた…

侑｢？！え、コーラ？｣

治｢うわ…最悪や、ベトベトやん｣

母｢Aちゃんの前でくだらない事で喧嘩すんなや｣

顔が笑ってない…こっわ

母｢鍋2つあるんやから分けてやればええやろ、あ？｣

侑｢…お、おん｣

治｢せ、せやな｣

くるっと私の方を向いてお母様はニコッと笑った

母｢も〜、ごめんね？この子達ご飯になるといつもこうなのよ！でも、普段は仲がいいのよ？ねぇ〜！｣

治｢…｣

侑｢…｣

母｢そうやろ？｣