自称ブスは変わり者3 (ページ3)

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101話ページ3

治｢何言うてんねん、つむは俺ほど食わんしおかんもそんなに食わへんわ｣

遠慮なんてすんなと言われた

治｢それに、いっぱい食わんお前はお前やないで｣

笑って私の頭を乱暴に撫でた

あ｢ちょっと、髪の毛崩れるでしょ！｣

治｢こっちの方が可愛ええわ｣

え

ちょ、

待って…

あ｢ね、ねぇ｣

カートをレジに運ばせている治に一応確認する為に聞いてみる

治｢ん？｣

あ｢私に彼氏いるのご存知ですよね…｣

治｢？それがなんやねん｣

あ｢そ、その、そういう事されると困るというかなんと言うか…｣

後の方はごにょごにょと狼狽えている私を見て鼻で笑ってこう言った

治｢彼氏おるから諦めろなんて俺の辞書になんて載ってないんやで？｣

ニヤッと笑って私の目を見つめる

あ｢あ、あ！レジ空いたよ！い、行こ！！｣

治からカートを奪い、会計へと向かう私を見た治は爆笑していたらしい

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あ｢待って、私にも持たせて｣

治｢お前に持たせてら袋破れるわ｣

あ｢引きずらないし！｣

治｢ええから、気にせんでお前は前見て歩いとけ｣

あんなに大量に買ったのに私が持っているのはお菓子が入っている袋だけ。

治の方が絶対に重いのに、私だってそんくらい持てるのに。

どれだけ言っても、ええからの一点張り。

あ｢治…｣

私の数歩先を歩治を呼び止めた

治｢何や？疲れたんか？｣

あ｢違う｣

治｢腹減ったんか？｣

あ｢違……くわないけど、そうじゃない！｣

治｢はよ言えや｣

あ｢ありがとう、荷物重たい方持ってくれて｣

にこっと微笑むとふいっと顔を逸らしてまた先に歩いていく治に追いつこうと私も歩く

治｢おん…お前に重たい方持たせたないと思ったから｣

あ｢え｣

治｢はよ行くで｣

な、何それ、

あ｢可愛すぎる｣

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in宮家

治｢ただいま｣

すると、ドタドタと誰かがおかえり〜！と明るい声で出迎えてくれる

？｢あら！あなたがAちゃん？｣

多分宮のママっぽい人が私の名前を聞いた

あ｢あ、はい。そうです、私がAちゃんです｣

？｢おかーん！あかーん！！むっちゃ目しみる！！！｣

母｢はぁ、全く侑ったら玉ねぎに何分かかってんだか…｣

治｢おかん、色々頼みすぎやろ｣

母｢ごめんね〜！Aちゃん来るって聞いたから張り切っちゃった☆｣