111話 ページ13
及『会えるの楽しみにしてるね』
電話をしているから及川さんの表情は見えないけど向こうで微笑んでくれたような気がした
あ｢…今日はありがとうございました。おやすみなさい｣
私も会えるの楽しみにしていますとは、言えなかった…
まだ心の中で答えが出ていないから…
及『いつでも電話していいからね。おやすみ』
その言葉を聞いて通話ボタンを終了した
少し、気持ちがスッキリした感じになった。溜め込んでたのが一気に流されて、体が少しだけ軽くなった
あ｢もう考えるのめんどいから寝よ｣
そしてそのままソファの上で布団も掛けずに寝てしまった。
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翌日
あ｢…え、何でソファで寝てんの…？｣
辺りを見回すと、昨日はこのまま疲れてソファで寝てしまったんだと思った
あ｢あ、やば｣
時計の針を見ると11時を指していた
あ｢完全に遅刻だから急いでも遅刻だからこのまま休んじゃえ｣
どうせ行っても治と顔を合わせるの気まづいし…席前後だし…
ほぼ遅刻が多かった私は今日初めて学校を休んでしまった…
あ｢さーて、何しよっかな｣
呑気にダラダラするかゲームをしようとしていると研磨からLINEが来た
研磨久しぶり
あ｢あ、研磨だ〜！｣
昨日の沈んだ気持ちが一気に消えていくのを感じた
私久しぶり!元気?
すると、すぐに返ってきた
研磨元気だよ。Aは?
私元気だよ!ねぇ、今授業中じゃないの?笑
研磨自習中だからへー気
何がへー気なんだよと心の中で突っ込んだ
研磨てゆーか、Aこそ授業中なんじゃないの?
あ、そっか、普通学校行ってる人は授業中だよね、この時間帯は…
私それがさ、起きたのが11時だったからどーせ急いでも遅刻だからこのまま休んじゃえってなって今に至る
研磨へぇ…遅刻しても学校に来てたAが休むとか珍しいね
内心ヒヤッとした…研磨は何かと鋭いから…音駒の脳だから結構観察眼がいいのよね、あの子
私今日は休みたい気分だっただけ!明日はちゃんと行くから大丈夫!
すると、既読がついていたのがつかなくなり、私は携帯を閉じた
あ｢もう授業終わったのかな…｣
時計を見ると11時45分だった
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渚(プロフ) - マネの仕事が中途半端すぎる気がするかも、でもきゅんきゅんするので読んでて楽しい！ (2022年9月11日 20時) (
レス) @page7 id: 4b6b08afa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん | 作成日時：2021年12月31日 15時
