自称ブスは変わり者3 (ページ11)

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109話ページ11

あ｢ありがとうございます、及川さん｣

及『は〜あ、これだからリア充は嫌になっちゃうよ』

及川さんは私を心配して電話を掛けてくれてきたんだとそう思って及川さんにまた、ありがとうございますと伝えた

及『思い詰めるの良くないからあんまり自分を責めたりしちゃだめだからね』

あ｢何か及川さんママみたい笑｣

及『はぁ？！ママは岩ちゃんでしょ』

あ｢確かに｣

岩泉さんはとても面倒見が良くて優しい先輩

及『話変わるんだけど、こっちにはいつ帰ってくるの？』

あ、そう言えばなんの計画も立ててなかったなぁ

あ｢まだ全然決まってないんですけど、音駒が春高行くって決まった後に帰省しようとは思ってます｣

及『そっか。そしたら秋ぐらいだね』

あ｢そうなりますね｣

及川さん達も春高予選が始まるから、この先青葉城西も忙しくなってくるんだ…

及『烏野も白鳥沢も倒して春高行くのは俺たちだから』

あ｢…応援しています｣

この前、青葉城西は白鳥沢にインハイ予選で負けてとても悔しそうにしていたのを思い出す

及『あーあ、Aちゃんが青城のマネやってくれたら俺頑張れるんだけどなぁ』

あ｢…行けたら見に行きますね｣

及『え？マネージャーやってくれるの？』

あ｢あんたの耳どうなってるんですか｣

及『都合のいい耳かな？てへっ』

あ｢及川さんがやると絵面がやばくなるんでやめた方が良いですよ｣

及『ちょっと！！酷くない？！人がせっかく慰めの電話をしてあげたのに！』

あ｢ふは、すみません、つい笑｣

及『Aちゃんが元気になったみたいだら及川さんそろそろバイバイしよーかなって』

あ｢さようなら｣

及『ちょちょちょ、待ってよ！切ろうとするの早いって！！』

このやり取り何度したか数え切れないほどなんですけど

ふと時計を見ると12時を指していた

あ、結構話してたんだと改めて知る

あ｢及川さん、体疲れてるのにすみません｣

及『全然疲れてないし？Aちゃんと話せて逆に疲れなんて吹っ飛んじゃった！』

あ｢及川さん、元気づける為に電話したんですよね？｣

及『…』

あ｢そういう所私好きですよ｣

不意に大切な友達への感謝の気持ち的な感じで言っただけだったんだけど、及川さんの方からガタン！という痛々しい音が聞こえた

あ｢及川さん？大丈夫ですか？｣

すると、2回目の溜息をついて私にこう言い放った

及『あのね、Aちゃん…ダメだよ好きとか簡単に言ったら』