100話 ページ2
治「おかん、ええよやって」
あ「まじ?!めっちゃ楽しみ!」
ふと隣を見ると倫太郎はもう既に帰ったらしい…
治「おかんにお前の事話しとったらお前に会うてみたい言うて、うっさいねん」
あ「へ〜、私も会ってみたい!治のママに!」
治「あんま期待すんなや」
あ「おい、失礼だぞ!ママに!」
も〜治と侑顔整ってるんだから絶対ママ美人だよね〜なんて言うと軽く無視をされた
なんでやねんと心の中でぼそっと呟いた私であった
治「おかんから野菜買うてきてってLINEきたわ」
あ「じゃあ、買いに行こ〜!」
そして私たちは下駄箱で上履きを置いて、靴を履き、校舎を出た。
そして、目的のスーパーに向かう為他愛もない会話をしながら歩いている私と治
いつも思ってたけど、治は私を絶対に車道側を歩かせない。治が車道側を歩いて私が壁側を歩いている
さらっとやるところがイケメンなんだなぁと思って隣を歩治を見つめていると、私の視線に気づいた
治「ん、何や」
あ「え、や、何か…優しいなと、思いまして」
治「?」
多分なんの事か分かっていない治は眉をへの字にしていた
あ「治って、知らない間に女の子をキュン死にさせてそうだよね」
治「キュン死…?何の話してん、お前」
隣で、ふはっと無邪気に笑う治に少しだけ可愛いなって思ってしまった私
今度黒に会ったらこのこと話そうと決めた私だった…
その後も治をずっと見ていたら見すぎや、っておでこデコピンされた
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あ「ここのスーパーめっちゃ安いね」
治「おかんは毎日ここ通ってんで」
あ「私もここ通っちゃおかな」
治「毎日特売やからな、この時間帯は」
あ「お財布に優しいスーパーだね、ここ」
治「一人暮らしのお前には持ってこいやろ」
あ「うん!」
治「せやろ、後ここ学生にはめっちゃ優しいねんで」
あ「え?」
治「ここのスーパー学割効くんやで」
あ「え?まじ?」
治「おん」
カゴにどんどん野菜を入れていく治に、私も手伝おうとすると俺がやるからええでと言われる
治「このくらい買えば足りるやろ」
1つの籠じゃ入りきらなく、2つの籠に野菜と肉とジュースとお菓子などたくさんカートに積んでく
あ「足り過ぎるよね、この量」
治「お前も毎日めっちゃ食うてるんやからこんくらい買わんと」
それに、つむも居るしなと笑う
あ「え、私今日そんなに食べるつもりないし!寧ろ2人が食べなよ!」
少し遠慮する私。
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渚(プロフ) - マネの仕事が中途半端すぎる気がするかも、でもきゅんきゅんするので読んでて楽しい! (2022年9月11日 20時) (レス) @page7 id: 4b6b08afa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆん | 作成日時:2021年12月31日 15時