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「うっっっわぁぁ」

「これは…」

「やっっっっば」

『その気持ち…めっちゃ分かるよ』





電車の乗客に止められながらも、意を決して降り立った私達。が想像より余程酷かったのかそりゃまあ絶句。
見えるようになった時の絶望感と言ったらほんと未知数。何回気絶したことか…





「A、本当にこんなところに住んでたのか?」

『それが本当なんだよね』

「こんなに早く高専に帰りたいと思ったのは初めてかもしれないわ…」

「先生たち面倒くさいからそれはそれで嫌かも」





悠仁、それまじ言えてる。私たちに呪いの都市で任務とか、自分らで行けって思っちゃうよね。拾ってくれたのはすごく感謝してるけどそれは学長ね。





「それにしてもこんなんなら普通に特級とかいそうなもんだけどな」

『それが逆にここらでは死に慣れすぎて余り恐怖は持ってくれないんだとさ』

「あーだからこんなに雑魚ばっかりなのね」




日常的にここでの死は身近にある物だ。呪霊以外でも不審な殺人なんて山ほどある。だからこそ特に呪霊なんて物に興味はこれっぽっちも湧かない。もちろん恐怖心も。こちら米花町からしてみれば、強盗や通り魔の方が余程怖い。




「つーか腹減らね??」

『悠仁はさっきコンビニで買った菓子パン食べてなかった??』

「それとこれとは別腹だろ」

『あ〜ファミレス行った時にダイエット♪とか言ってサラダしか食べないくせに、結局はデザート追加で頼む女友達みたいな??』





何でそんなに具体的なのよ?と野薔薇からツッコミが飛んでくる。察してよ実体験。
でもそう言う奴は大抵、え、めっちゃ痩せてるのに!と褒めると基本的に何か奢ってもらえる。そう言うところは好きです。





「飯はとりあえず見回り終わってからだろ」

『そだね』

「虎杖、アンタ少しぐらい我慢しなさいよ」





何か俺にだけ当たり強く無いっ⁉と急に五条化する悠仁。やめときな嫌われちゃうよ。





『そうと決まれば見回り済ましちゃお!!』

「まあいつまで経ってもここにいるのも何だしね」

「早く終わらせて飯だ飯ーー‼」





さあ久しぶりの米花町の呪いはどんなもんかな?お手並み拝見‼となんだかんだ楽しく感じていたか否か、この後呪霊以上のめんどくさいヤツに会う何て考えてもいなかった。


・→←File.1−故郷へ任務



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コウ(プロフ) - 続き待ってます! (1月15日 14時) (レス) @page10 id: eadaa937b0 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 続き待ってます!!! (1月13日 23時) (レス) @page10 id: c21dc838d8 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - 続きがとても楽しみです。更新が再開される日を待ってます。頑張ってください。 (11月22日 7時) (レス) @page10 id: 952932260e (このIDを非表示/違反報告)
風優 - 続き待ってます!! (11月9日 20時) (レス) @page10 id: 6ee8aa9924 (このIDを非表示/違反報告)
( 。ω。) - 続き待ってます! (8月20日 11時) (レス) @page10 id: 550fd98a77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さめきょうりゅう x他1人 | 作成日時:2022年2月24日 15時

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