File.1−故郷へ任務 ページ2
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「っあ"〜だるいわね!!」
「ほんとにな」
「呪われた都市、東都米花町への任務!!」
『悠仁は楽しそうじゃん』
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普通に考えて鬼畜よ、なんてつぶやくのは同級生の野薔薇。それなまじ共感。
私たち呪術高専1年がこれから向かうのは、先程悠仁が言っていた"東都米花町"。私たちの中では呪われた都市なんて言われたりもする。
それもそのはず、東都米花町は毎日事件が絶えず1日に5回はその都市の名前を耳にする。ということでもちろん負の感情もたっくさん。呪術師にとっては最悪の都市である。
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『まー私の故郷米花町なんだけどね』
「え"っまじ??」
『うん、大マジ』
「呪われた都市で何すんのよ」
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米花町での苦楽の日々を熱弁すればドン引きした顔をする三名。そりゃ1ヶ月に1回事件に出くわさなかったらいい方って呪術高専にそんなに遠くもないのにえらい違いだよね。
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『んーでも案外知り合いとか結構できるもんだよ』
「それAだけじゃないの??」
『何回拳銃をこめかみ、首に包丁を当てられたことか』
「Aの普通はそれか??」
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ははっと笑い飛ばすけどいい出会いより殺人犯や強盗との出会いの方が多い。平和ボケしてるから忘れそうだけど…って呪術師もそんな平和じゃなかったな。
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「え、なら最後に行ったのはいつよ?」
『1年前』
「「1年前!?」」
『車に轢かれそうな人を引き寄せて代わりに道路に出たからそのままジャンプして車の上に乗ってデパートへ避難した記憶がある。』
「よく分かんないけどお疲れ」
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あの時は死を覚悟したね。ほんとにやばかった。
ということでこれから車とぶつかったらジャンプするんじゃなくて下に潜ることにします(真顔)
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「でも育ったのはこっちなんだろ?」
『あー恵と会うまでは向こうに住んでた』
「まじかよ」
『なんなら家も残ってるけど…あ、どうせなら任務終わったら家来る!?』
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私の言葉におぉー!!っと感嘆を漏らす悠仁、野薔薇両二名。任務期間は短いけど、恐らく京都校よりこっちの方が断然米花町に近いから、また任務が回ってくるだろう。
そういう意味では1回戻っといた方がいいよね。
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「〈次は〜米花町〜米花町です。お出口変わりまして〜左側です〉」
『あ、もう着くね』
「もうイヤよ……」
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今回、伊地知さんら補助監督が別の任務へ向かっているので消去法で私たちは電車となる。
______いざ呪いの都市へ
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コウ(プロフ) - 続き待ってます! (1月15日 14時) (レス) @page10 id: eadaa937b0 (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 続き待ってます!!! (1月13日 23時) (レス) @page10 id: c21dc838d8 (このIDを非表示/違反報告)
ののの - 続きがとても楽しみです。更新が再開される日を待ってます。頑張ってください。 (11月22日 7時) (レス) @page10 id: 952932260e (このIDを非表示/違反報告)
風優 - 続き待ってます!! (11月9日 20時) (レス) @page10 id: 6ee8aa9924 (このIDを非表示/違反報告)
( 。ω。) - 続き待ってます! (8月20日 11時) (レス) @page10 id: 550fd98a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さめきょうりゅう x他1人 | 作成日時:2022年2月24日 15時