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219話 王女が貰った銀の銃 ページ39

「その銃が、どうかしたの?」



カエイが昼間に調達してきた銃といえば、あの銀の銃のことだ。

一体何処から持ってきた物なのか、ずっと気になっていた。

それに、あの馬の魔符だって、普通の人間には扱えないような代物ばっかり。

さっきサミダレが気絶させた灰色の髪の王城兵も、サミダレに相当の技量がなければあんな綺麗

に倒れることはなかったはず。どれも魔法を使ったから、無事にできたのだろうか。

これがサミダレ達の故郷の力…… 故郷の人々は、全員魔法を使う技術を身につけていそうだ。

武道なども少しは教えられていそうだが、どうなんだろうか。

話を戻そう、カエイがぎこちない笑みを浮かべている訳はなんだろな。



「実をいうと、A王女に渡した銃は貴女の杖を魔法で変形させただけなのです」

「……え、私の杖?」



杖ってあの、アレンと出会った時に念のため作っておいた魔法の杖のこと?

箒と同じように形を変えて武器なんかにもできる、あの杖?

……どうやらこのカエイさん、出会った際に私の魔力の一部を抜き取っていたらしい。

私の身体から出ていた微量の魔力が、彼女らの故郷のものにそっくりで、確かめるだけだったつ

もりがごっそり抜けてしまったんだとか。

メディケの杖でリファの治療をする時に杖をうまく扱えなかったのは、自分の身体が少なくなっ

た魔力をこれ以上流出させないために、無意識に魔力を体内に留めていたから。

この銃、そんなに大事な物なのだろうか。確かに護身用の銃としては使えるかもしれないが……



「A王女だからこそ、その銃を持っていなければならないのです」

「でも、私はもう王女じゃなくなるんだし…… 特に偉いってわけでもないよ。カエイ達だって、

私よりも年上なんだから、ね?」

「たとえA王女がサイネリアの者でなくなろうと、私共との関係は変わりませんよ」

「理由は故郷が再建する頃に、嫌でも分かりますからー。もうしばらくお待ちくださいー」

「故郷がどうとかは理解しかねますが、私はA様についていきますわ」

「笑みが怖いよ、笑みが………」



カエイ達が再建しようとしている故郷、今日聞いたばかりというのもあるが、未だに謎が多い。

彼女らの反応を見る限り、百合亜さん達だけでなく、私も関係しているのは事実だ。

繋木家はそんなに偉い一族なのだろうか。

頭を抱える私の数十メートル後ろ、黒ずくめが馬に乗って走ってくる音がした。

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ラッキーカラー

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4. までのキャラが扱える楽器をご紹介!《共通点も考え中》

シネラ:???…… まさかのオリジナル楽器です。ネタバレになりかねないので???状態。


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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:さやや | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8211/  
作成日時:2017年8月12日 22時

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