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転校の時間4 ページ6
「すげえ、ポートマフィアの幹部がいりゃ暗殺なんて楽勝なんじゃ？」
『えぇ〜幹部といっても新任だからあんまり期待はしないでよ？』
「ヨコハマに住んでて危険じゃないの？」
『大丈夫だよ。でもまあ、たしかに治安は最悪だからあんまり近寄らない方がいいね。』
「そっか〜でも赤レンガ倉庫とか観覧車とか、ちょっと行ってみたいかも！」
『じゃあ今度一緒に行こうよ茅野さん！ヨコハマ案内してあげる！』
「えっいいの！？やったー！！」
ポートマフィアの幹部を前にこの様子とは凄いクラスだ。怖がられる心配はなさそうだな。安心した。目の前で喜ぶクラスメイトを見て、可愛いなと自然に頬がほころぶ。さっきプリンが好きかと聞いてきた子もこの子だ。
「Aちゃんって呼んでもいいかな？」
『もちろん！私もカエデちゃんって呼ぶね！』
(いい人たちだな…。)
私は、E組での生活に、より一層胸を躍らせるのだった。
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作者名：ぎんなん | 作成日時：2024年2月22日 17時
