キミダレ…Still

押し問答 ページ10

仕事帰りに


先輩にご飯ご馳走になって



そして送って貰い




『じゃまた来週な…

そして返事 待ってるから』




私の頭に

ポンポンてして



そして帰る先輩を見送ると




階段を登り


部屋の前まで来て

鍵を開けようとすると



トントントン



階段を上がってくる足音が聞こえ




『あ、あのｯ…』




声のする方を見と


若い？ ２０代前半位の男の子が




え、誰…



急に怖くなり

急いで鍵を開け



部屋に入ろうとすると




ドアをバッと掴まれ




「ん、何ですか？

離してくださいｯ…ﾝﾝｯ…」




『いや、ちょ待ってくださいｯ…』




「大きい声…出しますよ！」




ドアノブを引っ張りあいしながら

押し問答してたら



やっぱり男の人の力には敵わず


ガバッてドア開かれて




「誰かﾝﾝｯ…」




大きい声を出そうとすると


口を塞がれ


このままじゃ何かされちゃう




そう思いバタバタ暴れてるて




『あぁーｯ…静かにしてくたさいｯ…

僕、玉森さんに頼まれて来たんですｯ…』




え、




「裕 ちゃん…？」




『はい、あ 僕キスマイの付き人やってる 原田って言います』




「あ、はい…お世話になっております」




丁寧に返してしまった

でも何故ここに…？



すると




『事務所の社長からの命で

Aさんはここから引っ越して貰うことになったんです』




「引っ越し？え、何 どういう事」




突然の事で頭はパニックで



でもこの原田さんが言うには




裕ちゃんがゴネて


会社でも頭抱えたらしくて




それでどうしても私と別れられないなら



会社の管理化に置くって



私はアパート引き払って

引っ越すとか＿＿＿




何で？




「あの この事裕ちゃんは

知ってるんですか？」




そう原田さんに詰め寄ってると



ポケットの中で震えだしたスマホ




原田さんに了解を取って


スマホの画面をタップして出る




「もしもし…」




裕『あ、A？

今そっちに誰かいる？』




「あ、裕ちゃん 私引っ越すとか無理だよｯ…」




裕『え、聞こえなーい

とにかく原田の言うこと聞いて』




「え、ちょ裕ちゃんｯ…

裕ちゃんたら」




ツーツーツー




「キレた…」




もう何なのよｯ…


ここ出てってホントに良いの？




そして引っ越しは


事務所の人であろう数人の人がきて



有無も言わさず


見上げても天辺見えないくらいの


高ーいタワーマンションへと


なかば強引に連れてかれた＿＿＿

俺の事待ってればいいんじゃんｯ…→←俺ん家キタラ

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