ボクはキミをえらんだから…15（yu-ta）

天罰 ページ34

３日後に玲太の運動会が控えてる、そんな中歌番組の収録で、久し振りにローラースケートでのパフォーマンスをしようってなって


俺の気の弛みから

バンクから落ちた……




裕『ってぇ…』




最初は皆大したことないと思って

ヘッタクソとか囃し立ててたけど


中々動かない俺に駆け寄り




藤『玉、大丈夫か？』



一番に駆けつけてくれたガヤに



裕『ん、足…左の足首がってぇ…』




今までも何度も転んだことはあったけど、今回この痛み尋常じゃない


そこにみつも駆け寄ってきて、ローラーを脱がせてくれたんだけど



北『ヤバイな…あ、スタッフさん、これちょっとヤバイかも』



痛みに耐えながらソコを見ると
ボッコリと腫れてて



宮『これ、もしかして折れてる？』



宮田の言葉で一気に痛みが増して




運び込まれた担架に乗って

控え室に…



で、結局マネージャーの車で病院へ行ってレントゲン撮ると



医『これは豪快に折れてますねー』



やっぱりか



マ『全治どのくらい？』



医『まぁ若そうだし、１ヶ月前後ってところでしょうか…』



１ヶ月？

仕事…それより玲太の運動会があるのに…



ﾝﾌﾌｯ…これじゃ走れないよな


結局そのまま入院して
骨を繋げる手術をして



トントン ｶﾞﾁｬ



玲『パパー大丈夫？』



ベッドに横になる俺の所に駆け寄ってきたのは玲太で



裕『玲太、うん大丈夫だ…っとママは？』




玲『ママは後からひーと来るよ』



「裕太君…」



俺見て言葉失ってるA



裕『大丈夫、手術して骨も繋がったし

それより心配かけてごめんな…』


ひーを抱っこひもで抱きながら
慌てて来たんだろう

部屋着だし、前髪ピンで留めたままでさ

ピンをはずしてやると癖ついちゃってて


だからそっと撫でながら



裕『ごめん、暫く育児手伝えないかも…』



「いいよーそんなの

裕太君が無事でいてくれることの方が大事なんだから」



玲『パパ運動会来られないね…』



裕『運動会は行くよ、玲太の頑張り見たいし…でも走れないんだ…』



そう玲太に話してるとAったらニヤッて笑いながらこっち見てんだ



いやいやこれは不可抗力ですから！


強く言いたいけど、今日の所はやめておこう…



そして麻酔がきれると半端ない痛みが襲ってきて



少しでもラッキーって思った事への天罰なんだって凹むことしかできなかった…


それにしてもいてぇ



裕『看護師さーん、痛み止くださーい』

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