辛くても逃げ出さない ページ33
玲『ママー、今日ねボクかけっこの練習で１等賞になったんだ！凄いでしょう』
玄関入るなりママに報告してる我が子
我が子ながらかけっこで１等賞とか
ホント奇跡だゎ
なーんて思いながら靴脱いでリビングへ向かおうとすると
玲『ママ、パパよりボクの方が１等賞取れて凄いでしょう？ね、凄いよね？ママはパパより玲太のことの方が好きでしょう？』
なんだかコソコソ聞こえてきて
玲太確かにお前は凄いよ
パパだって車の中で褒めてやっただろう？
だからそれ以上ママに聞くんじゃない
Aの本音を聞かされたら
俺本気で凹んじゃうし…
中に入れずドアの前で佇んでいると
「玲太…玲太は凄いね」
やっぱりだ…
「かけっこの練習頑張ってたもんね
その玲太の頑張れる力ってパパ似なんだねﾌﾌｯ…」
玲『え、だってパパかけっこ苦手じゃん』
「うん、かけっこは 苦手かもしれないけど、パパは怖いなぁ辛いなぁって思うこともそんな顔見せずに、何でも頑張れるのよ…
いっぱい逃げたいと思うこともあったと思うの…
でもねパパは逃げないで頑張り続けてきたのよ
ママはそんなパパをずーっと見てたの」
玲『じゃあかけっこで１等賞とっても、玲太が好きじゃないの？』
「そんなことないよ…
玲太もひなたも、ママは大好きよ…
でも一番はパパ！」
え、
「パパのこと大好きだから、玲太もひなたも生まれてきたの…
わかる？」
玲『うん…じゃあさ玲太は絶対一番になれないの？』
「…そうねぇ、ママの一番にはなれないけれど、いつか必ず玲太のことが一番ってひとに出逢えるから…
その時玲太がそのひとえらんだら…
きっとパパとママみたいになれると思う…」
A……
玲太やひなたが生まれてから
何だかんだ俺のことは二の次だと思っていたのに、久し振りにAの本音聞けて嬉しかった…
なんて感傷に浸っていたら
「パパーどんなに辛くても逃げ出さず、玲太の運動会でも頑張ってね！」
ドアの向こうから聞こえてきた
そうなんだ…
もうすぐ保育園の運動会があるんだ…
去年はツアーの真っ最中でなんとか逃れたけど、今年は何の予定も入っていない…
ハｧｯ…ホントどうすればかっこよく早く走れんだ？
裕『みつー、変わりに走ってくれー』
思わず心の声が………
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yukiっち(プロフ) - 桜さん» 桜さん…本当に長い間ありがとうございましたm(__)m書き終えやりきった感て、他が進みません(((^_^;)私もこのお話の裕太君と主ちゃんが好きで、読み返したりもしています。←はじめの頃の辿々しい文章力のなさ…桜さんも書き続けてくださいね！読ませていただきます！ (2017年8月8日 11時) (
レス) id: aea7ca1746 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ふと最初から読み返してみたくなって読んでみましたが、やっぱりこのお話素敵過ぎます(；；)感動して気付いたら泣いてました(笑) (2017年8月8日 10時) (レス) id: 54b9345723 (このIDを非表示/違反報告)
yukiっち(プロフ) - ののさん…ありがとうございますm(__)mののさんのようにずっとこの作品を読んでくださっていた読者様がいたお陰で、完結させることができました。また、その後…書きたい…多分書くと思う！その時もまた宜しくお願い致します。 (2017年7月9日 18時) (レス) id: aea7ca1746 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - このシリーズが始まった当初から読ませていただいてました。完結おめでとうございます。また初めから読み返して楽しみます。またひょっこり現れてその後のエピソードが読めるのも楽しみにしています。 (2017年7月9日 16時) (レス) id: 99d771515a (このIDを非表示/違反報告)
yukiっち(プロフ) - 桜さん、いつもコメントありがとうございましたm(__)mどれだけ励みになったか…終わってしまい作者自身ももの悲しいというか…また他の書きかけのものに取りかかりますね！桜さんも素敵な作品を書き続けてくださいね(^-^) (2017年7月9日 15時) (レス) id: aea7ca1746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukiっち
| 作成日時：2017年4月22日 0時
