触れられずにいたこと… ページ8
.
今朝もまだ熱が下がらないまま
アイツも言ってたし
『休みな』って言うと
Aもまだ本調子じゃないみたいで
学校休むって電話をした
抱きしめてた腕を離し
裕太『何か食べられる?』
聞くと
「昨日のスープだけで良いかな」
アイツの作ったヤツ
でも仕方ない
ホント美味くて栄養ありそうだもんな
でも俺はそれだけじゃ足りないから
納豆と目玉焼きだけ作って
テーブルに並べる
裕太『食べよッ…』
二人手を合わせて
『「いただきますッ…』」
裕太『A
スープだけじゃ足りないよ
ヨーグルトも食べな…』
そう言って、一口だけでも食べられればって出してやると
するって食べてる…
「裕太君
朝ごはん自分で作って食べてたの?」
急に聞かれ
裕太『え、うん…
だって作ってくれる人いないし
食べないわけにもいかないじゃん』
「そっか…」
そんな話しながら、点けっぱなしのWSを
じーッ…と見てるAが
「私達の赤ちゃんッ…
もしちゃんと生まれていたらッ…
この子くらいに なってるのかなッ…」
ポツリと聞いてくる
赤ちゃんのことは
無いことになんてできないけれど
どこか二人とも
触れられずにいたこと…
裕太『ん、そうだねッ…』
「ごめんなさいッ…」
ハッと我に返ったAが
慌てて謝ってくるけど
二人ともちゃんと
向き合わなきゃならないことなんだよな…
裕太『謝らないで
俺達の赤ちゃんはちゃんとAのお腹にいたんだから…』
やっぱり赤ちゃんの話になると
Aの頬を涙がつたう…
すると急にAの息が荒くなり
ハッハッハッッ…ハッハッ
裕太『Aッ…、どうした?
苦しいの?』
聞いてるのに返事もできず
ハッハッッ…ハッハッ
って苦しがってるだけで
裕太『Aっ、』
Aを抱きしめながら
裕太『Aッ…苦しい?何処か痛い?
病院行こうッ…』
Aを抱きかかえ
病院へ行く準備をしようとすると
「ハッハッッ…裕、太君ッ…ハッ 大、丈夫ッ…」
裕太『大丈夫じゃないだろッ…
こんな苦しがってるのに』
A、俺の手握って
「ハッッ…少しハッした らッ…治まるッ…から」
裕太『治まるってッ…』
「何度もッ…ハッッ…起きて、るハッからッ…」
そう言って俺の手握って
俺に縋ってくるから
ぎゅっと抱きしめてやると
荒かった息が少しずつ鎮まっていった
555人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukiっち(プロフ) - 璃愛 ゚・*:.。?さん» 璃愛さんッ…楽しみにしてくださってるんですね…そう言って貰えて、うッ…嬉しいです。裕太君と主ちゃんの間に又新たな火種?がッ…裕太君虫退治終了したと思ってるけどどうなることやら…今後も大好きな作品と言って貰えるよう、頑張って執筆していきたいと思います。 (2016年4月8日 15時) (レス) id: c1e192f1ce (このIDを非表示/違反報告)
璃愛 ゚・*:.。?(プロフ) - 毎回毎回楽しみにしています。yukiっちさんの作品面白くて大好きです !! これからも頑張ってください。応援しています。 (2016年4月8日 15時) (レス) id: 57aa0199db (このIDを非表示/違反報告)
yukiっち(プロフ) - ソルベさん» ソルベちゃん、いつも訪問ありがと〜ぅ(σ≧▽≦)σそうなんです…不安材料、どうしよう(汗)でもまだ裕太君24才。あと2年分何かがおきるの?かなハハハッ…引き続き裕太君と主ちゃん見守っていてね〜 (2016年3月20日 21時) (レス) id: c1e192f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ソルベ(プロフ) - おひさしぶりです。今回の更新不安材料満載だったけど、信じてまちます。この話しが大好きだから。yukiっちさんいつもありがとう、ご苦労様です。 (2016年3月20日 17時) (レス) id: 7065985fe9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yukiっち | 作成日時:2016年3月2日 16時