ボクはキミをえらんだから…８（yu-ta）

なに、これｯ… ページ38

「なに、これｯ…」


へ…ヤベｯ…




がっちゃんの告白も上手くいき
翔子さんと二人仲良く帰ったあと


「私達の事理想のカップルって…」


そうなんだ、がっちゃんだけじゃなく
翔子さんにも言われて


ちょっとだけ鼻高々で…


裕太『当たり前だよー俺等色々ありながらも
もう７年目のカップルだよｯ…』


「でも、やっぱり嬉しいｯ…」


言いながら俺に向かい合い

その両手で俺の頬を包むんだ



そしてchuｯ…chuｯ…


Aにしては珍しく
自分から俺にキスしてくるんだ


暫く俺はされるがままにいると


不意に体を離し


「あ、そうだｯ…」


言ったかと思ったら

俺から離れてテレビのリモコンを持ち


「理佐に言われてたんだゎ」


裕太『理佐ちゃんって何よ？』


「んーｯ…とね深夜にやる韓流ドラマ…

もうHDDがいっぱいで録画できないらしくて
ディスクにお願いって言われててー」


ラックの中をガサゴソしながら
新しいディスクを探してるらしく


裕太『何にもHDDに録画しとけば良いじゃん』


スイッチがはいっちゃった俺は
少しでも早くAに戻って欲しいのに


Aったら


「えー、だって後でまたダビングしたりするの面倒なんだもんｯ…」


とか言いながらまだガサゴソしてるんだ


裕太『たくｯ…』


暇をもて余した俺は
煙草を咥えライターで火を点けると


「なに、これｯ…」


ん？

Aの手には…


裕太『あ、えと それはｯ…』


Aが持っていたのは
所謂そっち系のDVDで…


「ええ、何これｯ…///」


ただのそっち系の物と言うか
ちょっとマニアックな物の方で


「裕太君て、こういうのスキなんだｯ…」


凄い蔑んで目で俺を見てくる


裕太『それはｯ…その、宮田ｯ…宮田に借りたんだよｯ…』


「宮田君？」


裕太『そうそうｯ…ﾊﾊｯ…あいつああ見えて
マニアックなんだよなーﾊﾊﾊｯ…』


「へー、そうなんだｯ…」


裕太『な、何ｯ…』


「仮に宮田君の物だとしても、裕太君も借りて見たんだよね？」


うｯ…

ホント俺を受け付けないって目で
俺を見続けてて


裕太『し、仕方ないだろｯ…Aと離れてる間、俺のｯ…男としての、生理現象の
えと、それだよｯ…』


「…」


裕太『…』


「もうこういうマニアックな物はやめてねｯ…
私の体が持ちませんから！」


この間の事言ってんだな

そんなAだって
俺にしたくせに…


裕太『たくｯ…』


「何？」


裕太『いや何でもｯ…』


ホント参った…

今夜は優しくして…→←シャイなんだから…

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