ボクはキミをえらんだから…８（yu-ta）

大好きなあなたを待つ ページ15

あなたside


ケーキのスポンジも焼け
あとはデコレーションするだけ…


そして
ミートローフ、シーザーサラダ
ミネストローネetc…


それと裕太君の好きな唐揚げも作り


ちょっと一息コーヒーブレイク



リビングのソファーで寛ぎ

裕太君の香りに包まれ

目を閉じると…





んんーｯ…

大きく伸びをして辺りを見渡すと


！

え、今何時？


窓の外は薄暗くなってきて


時計を確認すると

17時ｯ…


ヤダｯ…裕太君帰ってくるまで２時間しかない


慌てて起き上がりキッチンへ向かうと


もうとっくに冷めきったスポンジに

必死でデコレーションするんだけど

焦って上手くできないｯ…



「もぅ、
２年ぶりの裕太君のバースディなのにｯ…」


イチゴをのせチョコにメッセージを書いて

何とか作りあげると



リビングのテーブルに並べ


「あとはアロマキャンドルｯ…」


私愛用の、裕太君もお気に入りの物を置き



「フーｯ…取り敢えず形にはなったかな」


そして裕太君へのプレゼント…
喜んでくれるかな？





ん？ｸﾝｸﾝｯ…


「油臭い？」


揚げ物していたからか
自分の全身から揚げ物の臭いがしてて



「18時ｯ…んーまだ間に合うね」


急いでシャワーを浴び
揚げ物の臭いを洗い流して



「…///裕太君、退くかな？」


今日の為に
新しく買っておいた下着を着ける


そしてお出迎えの為
オシャレに着飾ると


部屋の電気を消して身を潜め


大好きなあなたを待つ…

玉森さん今晩はｯ…→←ただいまﾂ…また宜しくね

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