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｢…………本当に待ってたんだね｣
月島｢……当たり前デショ｣
そう言って席を立つ蛍。
月島｢久しぶりの再会だし｣
まぁ、確かに久しぶりだけど……
私達は店を後にした。
･
月島｢バイトには慣れた？｣
｢うん、楽しいしやりがいも感じてる｣
意外。 続かないと思ってた会話も続いてる。
｢あの……どうして東京に？｣
とりあえず疑問に思ってたから聞いてみた。
月島｢あぁ……バレー部で合宿することになって。
それが梟谷だったから｣
そっか、まだバレー続けてるのか……
…………ちょっと待て。
｢え、梟谷って…………！｣
月島｢そう、キミの学校｣
＿＿ねぇ、何で蛍は私の高校知ってるの……？
月島｢あぁ、黒尾さんから聞いた｣
黒尾……クロオ……
｢っ！？ 音駒の！？｣
私は彼を知っている。あぁ、良く店に来る人だ。
月島｢黒尾さんが可愛い子がファミレスにいるって話してて｣
写真見せびらかしてくるから誰かと思って見たらキミだった。 ……と彼は言う。
｢…………そう｣
月島｢じゃあ僕からも質問｣
会話は弾むけど……私はずっと正面を向いて話していた。なんとなく目を合わせづらいから。
月島｢……何で高校が何処かも言わずにいなくなったの。 アドレスも変えて｣
あまりにも低い声だったから。 反動で彼を見上げた。
月島｢意味わかんないんだけど｣
街灯に照らされた蛍の顔が……
酷く歪んでいるように見えた。
｢もう、会話する必要なかったじゃない……｣
･
私と蛍は二年の夏の終わりから付き合っていた。
私から告白して。 渋々だけどオッケーしてくれた時は本当に嬉しかったのをおぼえている。
それから一年ちょっとの期間を共に過ごした。
……でもある日。 私は彼に振られた。
｢そりゃ、振った理由だって聞きたかったよ……でもあの後、親の転勤が決まって……
ここに来ることになった。｣
どうせ卒業だし、タイミングも丁度良かった。
蛍と顔を合わせずに済むって。
｢安心してた…………言えなかったんだよ…………っ｣
告白して付き合ったのに振られるって。
凄く、惨めじゃない……っ
視界がどんどん歪む。
なんでこんな話しを持ち出したのよ……イミ分かんない……っ
月島｢…………A｣
｢……っ！｣
街灯がほとんど無い道で。
私は彼に、抱きしめられていた…………
ーーーーーー
文字数の関係で続編へ続きます。
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ハイキュー大好き - もう、キュンっときました。最高です (2021年10月24日 8時) (
レス) @page4 id: 498b17793e (このIDを非表示/違反報告)
ゆみぃ - すんごい感動しました，， (2018年12月3日 23時) (レス) id: 92f9033d7e (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - mtさん» ありがとうございます！ これからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年5月1日 21時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
mt - めっちゃキュンキュンします。これからも、楽しみです。 (2015年4月25日 9時) (レス) id: 23b4b69b08 (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - ひだえりさん» 楽しみにしてくれているという言葉に励まされますっ！ 他のキャラを間に挟むと思いますが……書くかもしれません^^ (2015年3月5日 23時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：makyu | 作成日時：2014年9月21日 22時
