【HQ!!】甘めのノート

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久しぶりに行われる烏野と青城の練習試合。
また、トビオちゃんとやるのかー。




岩泉｢って言いながらボコボコにするんだろ｣
岩ちゃんの言う通り。



及川｢今日こそはボッコボコにしてやるんだからねッ｣



岩泉｢お、入ってきたぞ｣
ズラズラと烏野のメンバーが入ってくる。



烏野｢お願いシアース！｣



｢お、お願いします！｣
遅れて聞こえた女の子の声。




ドクンっ……

及川｢っ……、｣ なんだろう、この胸騒ぎは。




岩泉｢あいつ、前もいたか……？｣



澤村｢あぁ、新入りの早瀬だ｣
ぽんっと、彼女の背中を押す。



｢あっ……マネージャーをすることになりました、早瀬Aです｣ にこっと笑う。




ドクンっ！！


及川｢っ！！｣
なにこれ……どうしたの、俺は……！



岩泉｢…………及川？｣ 俺の異変に気づいたのか、こちらを見た岩ちゃん。




岩泉｢……っ！ おい、及川……お前なんで泣いているんだ……？｣



及川｢え……？｣
頬に触れると冷たい感触。 俺、なんで泣いて……



｢えっ、どうしまし…………た、｣
慌てて俺を見たAちゃん。



｢え、トオ、ル……｣ 目を見開くAちゃん。



岩泉｢？ 面識あるのか？｣





｢トオル、なの？｣ あぁ、本物だ。



及川｢A、ちゃん、｣ 涙が止まらない。



｢よかった、また会えたッ……！！｣



及川｢A……っ！｣




岩泉｢おい、お前ら！？｣



及川｢ちょっと俺達あっちで話してくる｣



岩泉｢あ、あぁ｣



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｢うっ、ひぐっ、…………｣



及川｢…………A、確認だけど、俺達初対面だよね？｣



｢うんっ…………そう……でも、懐かしさしか感じない……ッ｣



及川｢奇遇だね、俺もだよ…………こんな奇跡、あるんだね｣ Aに近付く。



｢私、転生した今でも。 人に触れると考えてることとか分かるんだ｣すっと、俺に触れる。



及川｢…………A｣ 愛しいよ、君が。




｢……徹、作り笑いの癖はまだ治ってないのね？｣



及川｢うっ……｣ 気を付けるよ、と頭を撫でる。



｢ねぇ、徹。私の返事……まだしてないでしょ？｣
……そんなの決まってる。



及川｢A。 前世からお前が好きだったよ。
俺と付き合ってください｣ 手を差し延べる。



｢ッ、はいっ……！！｣




前世の俺達。 次はちゃんと上手くいったよ。
俺は前世の気持ちも込め、Aにキスを落としたのだった。


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…長っ笑

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