【HQ!!】甘めのノート

影山飛雄 ＊ 逃がさねぇから 甘め ページ30

俺の好きな奴は……俺が苦手なようで。






いつも、俺と目が合うと……








｢か、影山くんっ、タオル……｣






影山｢？ あぁ、サンキュ…………｣ ﾊﾟﾁｯ






｢………………っ！？！？｣ ﾋﾞｸｯ





ﾎﾟｽｯ




｢じ、じゃあっ…………！！｣





影山｢………………｣






…………今のを簡単に言うと、






奴……早川Aは烏野のマネージャーで、休憩時間にタオルを俺に渡そうとしたところ。



俺と目が合った途端、勢い良く投げて逃げた。







…………とまぁ、こんな感じだ。





菅原｢あれー、またやってる…………｣







影山｢なんすか、あれ…………｣



さすがに毎回あの反応だと、俺も堪える。
…………俺、嫌われるようなことしたか……？








菅原｢あの子、影山だけには渡せないんだよなぁ…………｣ やっぱり。 そういう事か。




元々目は釣り目がちで、周りに比べたらむすっとしてる(と、悔しながら自負してるつもりだ)。




影山｢…………くそっ｣ なんか……地味に傷付く。






菅原｢……影山はさ、Aのこと。 好きだろ？｣





…………菅原さんは、良く周りを見てる。毎度見破られる俺は、菅原さんの前では嘘がつけない。





影山｢………………はい｣






菅原｢じゃあ…………俺に考えがあるんだ。
…………協力、してくれるよな？｣





菅原さんに、考え…………？ 菅原さんのことだ、なにか良い策でもあるのだろう。




俺は菅原さんに近づき、詳しく聞くことにした。




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続きます。

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