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月島「はぁ、はぁ……」
上がった息を整える。 部活をしているとはいえ、結構な距離を僕は走ってきた。
月島「………………よし」
ピンポーン…… 家のチャイムを鳴らす。
バクバクと、心臓の音は沈んでくれない。
それもそうか。 三ヶ月ぶりに元カノに会うんだから。
ガチャ
「…………はい…………っ！？！？」
出てきたAはとても驚いている。
反射で扉を締めようとした。
月島「ちょっと…………人が来たのにそれはないでしょ？…………お願い、上げて」
「あ………………っ、」
･
･
「はい、お茶」
月島「ありがと」
静かな空間。流れるのは沈黙のみ。
……やっぱり、動揺してるか。
月島「…………僕さ、新年を気持ちよく迎えるために、やり残したことは消化したいんだよね」
「？ …………そっか、」 わからないという顔。
月島「三ヶ月も……その前も。 気づいてやれなくてごめん」 やり残したこと。 それはやっぱり。
「月島く………………っ！？」 ぎゅっ……
月島「なんで、月島くんなのさ……前みたいに、蛍って呼んでよ……」
「なん、で……私達、もう」
…… 確かに僕はふられた。 けど。
月島「僕はまだ……Aから貰ったもの、捨てられていない。 ……それに、
Aを手放したつもりない」
「ダメだよ、だって、蛍が」
月島「僕が傷ついたって構わないよ。 それでAと一緒にいられるなら」
……僕は何があってもたえるよ。
そういいながら、僕は後ろから震えているAを抱きすくめた。
「蛍、けい…………っ！！」
ひとつ、またひとつと涙を落とす。
……あぁ、これで新年も気持ちよく迎えられる。
･
･
「蛍、ありがと。 ……大掃除、しよっか」
蛍から貰ったやつを押し入れに入れてたら掃除が捗らなくて。と言いながら舌を出す彼女。
月島「……じゃあ、僕も混ざろー」
おかえり、私たちの時間。
そしてこんにちは、明るい新年。
月島「来年もいい年になりますように」
Aの耳元で、自分にも暗示をかけるように僕は呟いた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
……なんじゃこれΣ(´□｀;)
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ハイキュー大好き - もう、キュンっときました。最高です (2021年10月24日 8時) (
レス) @page4 id: 498b17793e (このIDを非表示/違反報告)
ゆみぃ - すんごい感動しました，， (2018年12月3日 23時) (レス) id: 92f9033d7e (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - mtさん» ありがとうございます！ これからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年5月1日 21時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
mt - めっちゃキュンキュンします。これからも、楽しみです。 (2015年4月25日 9時) (レス) id: 23b4b69b08 (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - ひだえりさん» 楽しみにしてくれているという言葉に励まされますっ！ 他のキャラを間に挟むと思いますが……書くかもしれません^^ (2015年3月5日 23時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：makyu | 作成日時：2014年9月21日 22時
