【HQ!!】甘めのノート

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月島「A……今どうしてるんだろ」





部活中に呟いた言葉は、山口の耳に届いたようで。






山口「え、ツッキー……知らないの………？」






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山口「そっか、A……ツッキーには理由も言わずに……」




月島「山口は、知ってるの？」





部活の休憩時間、山口と体育館の端で詳しく聞く。 何で、僕には教えてくれないの…………





山口「…………実は…………









A、ずっと女子生徒にイジメられてたんだ」






月島「………………は？」









…………訳が分からなかった。






僕の知らないところでAが苦しんでること。





それを気付かれないように……必死に隠してたこと。





山口「もう、別れてどれくらいたったの？」






月島「…………三ヶ月」





山口「不登校になったのはいつからか知ってる……？」





月島「…………三、ヶ月…………！」 たっ……







気付けば僕は、体育館を飛び出していた。
ごめん、A……三ヶ月も、ほったらかしにして。 ……いや。




理由ってことは、その前からイジメられてたってことだ。 …………僕は、最低だ…………！








そこから、どんな風に走ってたとか。 どの道を使ったとか。 分からなくなるほどに必死に走った。









向かう先は、もちろん…………





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やばい、この短編史上最長だ、これ中編やん…←

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