赤葦京治 ＊ クリスマス 甘め ページ26
「ごめんっ、待った……？」
赤葦「いや、大丈夫だよ」
とある場所で待ち合わせをした私と京治。 今日は12月25日、クリスマス。
赤葦「それにしても。 お互い部活がオフで良かったな……」
「本当！ バレー部は休みないって思ってた」
どちらも運動部で。 夏の間はお互い休みが合わなかったということを思い出す。
今回も難しいと思ってたから、予定が合った時には喜び過ぎて頭をぶつけそうになった程。
赤葦「じゃあ、行こうか」
すっと差し出された手につられて差し出した私。 そして私達は歩き出す。 目的地は。
･
･
「わぁ…………綺麗…………」
驚くのも無理はない。 東京の某所。 キラキラな光でいっぱいだった。
普段は素朴な街路樹も光を放っている。
そう、私達はイルミネーションを観にやって来た。
赤葦「間近で見ると、違うな…………」
ここは、最近ニュースの特集で流れていた場所でもある。
確かに、画面から見るのと現地で見るのとではとても違う。
「わぁ……！ そこのアーチくぐってみようよ！」 私はテンションがあがり、京治の手をぐいぐいと引きながら回った。
･
･
赤葦「A」 不意に呼ばれる名前。
「ん……？ ……あっ、私ばっかり京治をふりまわしてごめん」
赤葦「大丈夫。 それよりオレも見たいところがあるんだ」
･
･
赤葦「ここ、座って」
京治についていった所には。
「…………ここ、何もないよ……？」
先程の光にくらべ、少し薄暗い場所。
赤葦「あれ、Aなら知ってると思ってたんだけど」 と、すっと私の頬に手を添える京治。
ちゅっ
「…………え？」
赤葦「メリークリスマス、A」
その時の京治の顔は。 ふわっと、今までにないくらいの。とても優しい笑みだった。
赤葦「ほら、見て」 前を指さす京治。 その先には。
「わぁ…………！ 綺麗…………！」
今までのイルミネーションよりも。 輝いていて、かつ幻想的な景色がそこにあった。
赤葦「ねぇA。 ここのスポットはね」
その後に告げられた言葉に、私は泣いてしまった。
･
赤葦「長針が上を指すときにここでキスをしたカップルは、永遠の愛がもたらされるんだって。
まぁ、そんなことしなくても……近いうちに永遠を約束させる予定なんだけどね」
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ハイキュー大好き - もう、キュンっときました。最高です (2021年10月24日 8時) (
レス) @page4 id: 498b17793e (このIDを非表示/違反報告)
ゆみぃ - すんごい感動しました，， (2018年12月3日 23時) (レス) id: 92f9033d7e (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - mtさん» ありがとうございます！ これからも応援よろしくおねがいします！！ (2015年5月1日 21時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
mt - めっちゃキュンキュンします。これからも、楽しみです。 (2015年4月25日 9時) (レス) id: 23b4b69b08 (このIDを非表示/違反報告)
makyu(プロフ) - ひだえりさん» 楽しみにしてくれているという言葉に励まされますっ！ 他のキャラを間に挟むと思いますが……書くかもしれません^^ (2015年3月5日 23時) (レス) id: 688eef3279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：makyu | 作成日時：2014年9月21日 22時
