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- 瀬見英太 side
天童の言葉は最もだと思ったし、俺が思ってた事だった。
Aは小さい頃から変な所我慢する癖があって、それに気付いた時にはAはにこにこして大丈夫、だなんて言ってた
鷲匠「英太、覚、太一。お前らは泊まってこい。他の奴らはさっさと寮に戻って飯食え。解散。」
なんて空気をぶち壊すみたいに監督の声が響いた
川西「………え???」
俺以上に困惑してる川西
俺と天童はまだしも、川西チョイスの監督の思考が読めない。
それはどうやら天童も同じだったようで「不思議ダネ〜」なんて言っていた。
白布「…取り敢えず、太一の荷物まとめて来てやるなら、おんぶしてやれよ。泣き疲れてぼーっとしてるぞその子。」
川西「え、俺なの?瀬見さんじゃなくて??」
白布「瀬見さんだって着替え持って来ないとだろ。」
川西「……えぇ…。…瀬見さ……Aさん、失礼するね」
白布に言われるまま、川西はジャージを着てからAをおんぶした
Aはどうやら泣き疲れて身体を預けてるらしく何も言わずに背中に顔を埋めていた
瀬見「じゃあ、川西ちょっと様子見よろしく。着替え準備してくるから」
川西「あ、はい。体育館閉めると思うんで校門前に居ときます。」
俺のジャージをAに着せてから川西に任せると、若利と獅音、隼人見送ると川西について行ってくれた
瀬見「ありがとな白布、天童」
隣を歩く白布と天童
白布「別に、俺はああした方がいいと思ったので。変な所兄妹似てると思ったら彼奴を止める事最優先でしたし」
天童「英太クンは冷静になれるけど、あの子は自分が崩壊してる事にさえ鈍感そうだからネ〜。助け舟出しただけダヨ〜」
此奴らが仲間で良かった
二人の意見を聞いて俺は改めてそう思った
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作者名:あめんこ | 作成日時:2021年4月17日 12時