彼を支えたいだけなんです。【菅原孝支】 (ページ8)

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8球ページ8

澤村「─その為には、チーム一丸とならなきゃいけないし…教頭にも目をつけられたくないわけだよ」

ギクッと1年2人の肩が跳ねた

まあ、早々に教頭に目をつけられてしまっているわけで

澤村「──俺はさ、お前らにオトモダチになれって言ってんじゃないのね
中学の時にネットを挟んだ敵同士だったとしても、今はネットの"こっち側同士"だってことを、自覚しなさいって…行言ってんのね」

「!!?」

大地さんの顔がホラー並に怖くなっている

私は怒られていないはずなのに、反射で謝りそうになる

私は無意識に孝支くんのジャージを握っていた

澤村「─どんなに優秀な選手だろうが」

影山「？」

澤村「一生懸命でヤル気のある新入生だろうが」

日向「??」

澤村「仲間割れした挙げ句、チームに迷惑をかけるようなやつは、いらない」

大地さんはそう言うと、べっ!!と2人の顔に入部届けを突き返した

そして、首根っこを掴んだと思ったら、ぽいぽいっと2人を体育館の外に放り出した

澤村「互いがチームメイトだって自覚できるまで、部活には一切参加させない」

大地さんは呆然としている2人に言い放つと、バンッと入り口のドアを閉めた