練習試合4 ページ27
Aside
でも、そんな技どうやって？
古寺「恐らく、あの9番の人の技でしょうね。」
米屋「どゆこと？章平。」
古寺「おれの予想ですけど、10番の人が打つ「ここだ！」というところに、9番の人が一分の狂いもなく、ピンポイントでトスを上げたのでしょうね。」
守羽「いや、そんなわけないでしょ。」
雪春「いや、しょーへーが正解ですね。」
恋藍「あのバレー馬鹿ならやりかねん。」
この中で影山君を知っている2人が「うわぁ……。」とでも言うように、眉間にシワを寄せている。
加えて、恋藍さんに至っては「いつの間にあんな高等技術を？誰に教えて貰った？及川？……んなわけないか。」と某ヒーローマンガの主人公みたく、ブツブツと一人分析を始めた。
暁葉「初対面で先輩の弟さんという事に失礼なのは百も承知で言いますけど、いい意味である種の変態ですよね。」
雪春「もっと言っていいよ。」
迅「……とりあえず、凄いやつって事は分かったけど、恋藍の弟って聞くと「なるほどな」って思う。」
恋藍「一応、ありがとうとは言っておく。」
ー ー ー ー ー
歌川「それにしても、よく落としませんね。音駒。」
確かに。歌川君の言う通り、序盤から音駒の人達はどんなボールであっても、レシーブを返している。
最初なんて、東峰さんのスパイクを夏蓮ちゃんのお兄さんが綺麗に上げてた。
夏蓮「音駒は、"繋ぐ"というのを基本として、昔からレシーブが上手なチームでした。
チーム全員、個々のレシーブ力が高く、その安定さとコントロールで確実にセッターに返すことで、よりレベルの高い攻撃が出来ます。」
「って、お兄ちゃんが言ってました。」と付け足す夏蓮ちゃん。
恋藍「なるほど。烏野とは逆って感じだね。」
出水「そうなんですか？」
恋藍「うん。烏野はどっちかと言うと攻撃メインって感じなんだよね。」
『確かに、東峰さんや田中さんに日向君とか、まさにそうですよね。』
恋藍「そうそう。」
暁葉「……守りの音駒に。」
雪春「攻撃の烏野ですか。」
恋藍「なかなかに面白いよね。」
迅「さっきから思ってたんだけどさ、冬島さん。
お宅の子達、さっきからバレーの話のレベルが高すぎじゃないですか？」
冬島「その話。そっくりそのまま返すぞ。」
風間「今日の国見はコロコロと表情が変わるな。」
太刀川「え。全部一緒に見えるんだけど。」
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澄葉夜(プロフ) - 読者の皆様、今日も作品を読んでいただきありがとうございます。さて、プチ企画の〆切まで残り6日となりました。ぜひ、多くの方の参加をお待ちします。なお、詳細は「お知らせ5&プチ企画」のページをご覧下さい。 (2019年2月22日 1時) (
レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
澄葉夜(プロフ) - フルーツヨーグルトさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです！頑張ります！！ (2019年1月8日 16時) (レス) id: f7693f343f (このIDを非表示/違反報告)
フルーツヨーグルト - 続編おめでとうございます！！すごく面白いです！！！頑張ってください！！！ (2019年1月8日 16時) (レス) id: 6500d8f78f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄葉夜 | 作成日時：2018年12月21日 8時
