プロローグ ページ1
シグマside
〈2022年6月19日〉
「それでは新婦様、ご準備をお願いします」
『はい』
純白のドレスに、綺麗なメイク。
手には、私のメンバーカラーの水色と、彼のメンバーカラーの青色の花を取り入れた可愛いブーケ。
控え室から出て、スタッフさんに案内されてチャペルへと向かう。
………やばい。想像以上に緊張してきた。
U-FESやYTFF、なんならStr○amy Aw○rdsよりも。
(らしくないって思うけど……こればっかりはね)
「こんな時にメンバーがいたら、どれだけリラックスできるか」と、ふと思ったりもする。
なんて緊張を余所に、もう扉の前に着いた。
『ふぅ………』
父「緊張してるのか？」
『そりゃあね……って、パパもでしょ？』
父「もちろん。娘の大切な晴れ舞台だからな」
隣に立つパパが笑いかけてくれる。
父「幸せになれよ」
『ふふっ。もう、十分幸せだよ』
私もニコッと笑いかけて答えたら、「そうか」と笑顔で………………若干寂しそうな表情を見せた。
すると、もう少しでドアが開くという時に、スタッフさんが3人の子どもを連れてきた。
HIMAWARIちゃんねるの2人と、彼の大切な友人の息子……ポンスだ。
この3人には、入場の際に大切な役割をお願いしている。
「「シグマさん！おめでとうございます！」」
『ありがとう！2人も、今日はよろしくね』
できるだけ屈んで、HIMAWARIちゃんねるの2人の頭を撫でる。
『ポンスも、よろしくね』
ポンス「うん」
ポンスの頭も撫でると、
恥ずかしいのか、ちょっと照れた。
そして顔をあげると、スタッフさんに抱っこされたチクワがいた。
驚くかもしれないが、彼にも大切な役割をお願いしている。
『お願いね？チクワ。君が1番重要なんだから』
鼻の所をちょいちょいと撫でると、ペロッと舐めた。
「それでは、まもなく扉が開きます」
スタッフさんに言われ、扉の前に立つ。
そして、右手をパパの腕にかける。
扉が空く前に、一度だけ深呼吸をする。
「扉が開きます。3……2……1……」
(……よし)
ガチャッと開かれた扉。
目の前に見えるのは、
学生時代の友人や、今日のために駆けつけてくれたYouTuberさんに社長。
家族に、十何年も友に過ごしてきた大切なメンバー。
そして……………。
ロイヤルブルーのバージンロードの先には、大好きな彼が微笑みながら立ってる。
(あぁ……)
今日、めっちゃ幸せだ。
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Sasami1203(プロフ) - 作品面白いです！！続きが気になります！！私も最近東海オンエアさん達をみるようになりました！！ (2022年10月17日 1時) (
レス) id: 5393d11b8f (このIDを非表示/違反報告)
Sasami1203(プロフ) - 再開するのを楽しみにしています！お忙しいとは思いますが、頑張ってください！！ (2022年10月17日 1時) (レス) @page22 id: 5393d11b8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澄葉夜 | 作成日時：2020年5月13日 3時
