story. 09 ページ14
.
「ちょ..っ月島くん!先に行かないでって言ったじゃん..!」
月島の奥から、急いだように走ってきたAが顔を覗かせる。
叶夢はAの姿を見つけると、まま!と言いながらAの足に抱きつく。
Aは叶夢を抱き上げ、京治ごめんね、と俺に謝る。
叶夢はむっとした表情で月島を睨んでいた。
月島は困ったような表情を見せるも、すぐにこちらへ向き直った。
「赤葦さん、改めてこんばんは。月島蛍です」
にこ、と微笑む姿に、俺は焦りを見せた表情で無理やり笑みを作った。
____
「ごめんね、遅くなって。はい叶夢、ケーキ買ってきたよ」
「けーき!」
ぱあ、と顔を明るくさせた叶夢は、Aがレジ袋からショートケーキを取り出すのをじっと見ていた。
月島もそれに反応して目をやるが、慌ててふう、と息を吐く。
月島を家に上がらせたAは、お茶出すね、と、フォークを取るついでに紅茶の準備をしだした。
「..まあ、随分とうまくいってるみたいですね」
「..まあね。そういう月島は?」
嫌味ったらしくそう言った月島に、質問する。
月島はふっと微笑むと、今は勉学に励んでますよ、と答えた。
「はい叶夢、フォーク持ってきたよ」
「ありがとうっ」
叶夢は皿に取り出したショートケーキを、フォークで食べだした。
その際月島が美味しそうに見つめていたのはスルーしておくとしよう。
「月島くん、はい。紅茶飲める?」
「ああ、はい。ありがとうございます」
紅茶を一口飲むと、月島は改めて俺らの方に向き直った。
「___今回僕が東京に来たのはある理由があって..」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
213人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
洸樹*(プロフ) - もふもふマフラーさん» マジですか…ッ!!ありがとうございます、! (2016年2月5日 23時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
もふもふマフラー - この物語いっつも楽しみに、してます!がんばってください! (2016年1月20日 18時) (レス) id: 53d6116b8a (このIDを非表示/違反報告)
洸樹*(プロフ) - 冰夊さん» 喜んでくれて光栄です、(*'-')b…!!ありがとうございます! (2016年1月17日 12時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
冰夊(プロフ) - 続編おめでとー!やった!やった、続編出たぁ! (2016年1月17日 2時) (レス) id: 7947d9862f (このIDを非表示/違反報告)
洸樹*(プロフ) - sweet rabbitさん» ありがとうございます、^^*コメントありがとうございます、頑張ります(*'-')b (2016年1月16日 12時) (レス) id: 3eabe1d219 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すふれ@ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kookihqlove/
作成日時:2016年1月16日 7時