僕達、俺達、私達、私立琥珀魔法動物学園の生徒です！【募集企画】

生徒二人目！[レイジュヴィラ・シュヴァルツィア]【美坂るぅ】 ページ2

[シュヴァルツィア]side


「すいません！あの…お名前は…？はっ…私は琥珀夢乃と申します！」


なんだこの女は、と俺は思った。俺の服から首を出しているメデューサは、嫌なら逃げたほうがいいと言ってきている。女は大っ嫌いだし、信用できない。俺は足早にその場を立ち去ることにした。名乗ったら何されるかわかったもんじゃない。


「メデューサ」


俺は彼の名を呼んで、首に巻きつかせた。重いはずなのだがもう慣れて、今はこの状態でもロードバイクに乗ることすらできてしまう。

俺は一年教室に向かった。無駄ななれ合いをする気はないのだが、とりあえず重い荷物だけは片づけてしまおう。


「……」

「あぁ」


メデューサと今後の相談をしながら、俺はひたすら廊下を進んだ。

そうだ、猫かぶりしよう。


「……」

「うん」


俺の名案に、メデューサは上機嫌そうに見えた。


[夢乃side]

あ…

い、行っちゃいました……

ま、まぁ！次ですよね！

はっ！又々発見です！

話掛けましょう…！

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