#16 先輩 ページ19
syp side
上司から頼まれた仕事をやろうとしたら、鞄に入れたと思っていたパソコンがないことに気づいた。
今パソコンを持って帰ろうと会社に来たのはいいんだけどまさかAさんが居るとは思わなかった。
このまま待っているか。
数分後。
やっと終わったらしい。
ガチャ
『ッ!』
分かりやすい。
1人で居たからか、扉を開けた時ビクついていた。
「先輩、まだ居たんすか」
『し、ショッピさん...!』
よかった、幽霊じゃなくて。と安心する先輩。
こんな可愛い先輩を見れたのはラッキーかもしれない。
でも俺は可愛いとは言わず少し意地悪をしてしまう。
悪い癖だ。
その時先輩のデスクの上にあるスマホが鳴った。
大先生からだろう。
「......」
俺と話してる時と大先生と話してる時の表情が違う。
当たり前か好きな人の声を聞いたらそりゃいつも話してる人よりも表情は変わるよな。
その光景を見るのが嫌で、でもその笑顔を見たいと思ってしまうから目が離せない。
嫌でも見てしまうそれほど彼女を好きになってしまったんだろう。
「大先生が来るまで一緒に居てもいいすか」
自分でもびっくりした。
いつのまにかその言葉が出ていた。
『むしろ助かるよ!1人よりも心強いし!』
その笑顔を見たくて、きっと言ってしまったのだろう。
少なくともそうだと思う。
いつになったら先輩に素直に可愛い....好きと言える日が来るんだろうか。
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宇佐美沙夜(プロフ) - アリスさん» 返信かなり遅くなってしまいすみません!!ありがとうございます!!更新頑張ります!!!! (2021年6月22日 22時) (レス) id: 05a5acf019 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 宇佐美沙夜さん» いえいえ!!更新頑張って下さい!!応援してます!!!! (2021年6月6日 7時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美沙夜(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!! (2021年6月2日 20時) (レス) id: 05a5acf019 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ぐぅ…好き (2021年6月2日 9時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇佐美沙夜 | 作成日時:2020年11月13日 20時