第一章第十六話 ページ18
ガタンとゴンたちのブースから一本の道が出てきて、ゴンたちはそれを渡って私の側にくる。
「すごいよ！A！銃使うの上手いんだね！」
「ありがとう！」
「いや、けどあの膝蹴りはまじでゴリラ」
「なにー？キルアー？なんか言ったー？」
「な、なんでもねぇよ！」とゴンの後ろに隠れるキルア。
倒れた受刑者たちは回収部隊に回収されていっている。まぁ、殺してないからね。わざと足狙ったり気絶させたりしていたから逆に疲れた。
ふぅ、と汗を拭う。
するとガタン下に繋がる階段ができて、「100番はこちらへ」とかかれていた。
「んじゃ、私はこれで！五人とも頑張ってね！」
「うん！Aもね！」
ゴンが「またねー！」と手をふったので手をふりかえし、階段を下りた。
★
何個目の扉を開けただろうか..これもハズレなのか..？と思い手をかけると自動で開いてくれる扉
ん？これはもしや？
出てみると四人、受験者がいた。近くにはヒソカとギタラクルさんもいる。
するとスピーカーから「100番、A！三次試験通過！第五号！！所要時間二十時間三十分！」と聞こえた。
「はぁ、やっと寝れる..。」
「僕の膝の上で寝るかい？」
「え、馬鹿なんですか？ヒソカさんの膝の上とかごめんです。」
私はすぐさまヒソカから一番遠いところに行った。
もう目がイってるもんあの人。こわい。
「つれないねぇ♣」
ヒソカが諦めたところで、私は地面に座り眠りつくため目を閉じる。
ああ、やっぱり隣に誰かがいないと..安心しないな..。昨日みたいに..。
すると隣が妙に温かくなった。
そうそう、この温かさ..って、え？
恐る恐る目を開けるとさっきまで一番遠くにいたヒソカが私の隣に....
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2019年8月17日 17時
