第一章第十五話 ページ17
威力が高まるように強化系もあわせて打つと、岩は粉砕した。
そして岩から何か出てきたのが見えた。近づいて拾ってみると何かの鍵らしい。
「A..。」
ギタラクルさんが名前を！！？
振り向くとそこにはさっきまでなかった扉が。しかも鍵穴つき。
「や、やった！！やりましたよ！ギタラクルさん！」
私はすぐに鍵を鍵穴に挿し込み、扉を開け、中に入る。そこには二つの扉とスピーカーがあった。
そしてスピーカーから声がする。
「二人はこれから別行動だ。右は誰かを助けてから一人で進む扉。左は最初から一人で進む扉。さぁ、二人で話し合って選べ。」
それだけ言うとスピーカーから何も音がしなくなった。二人で顔を見合わせる。
「ギタラクルさんはどっちがいいですか？」
ギタラクルさんは迷わず左を指差した。
「じゃ、私は右に行きますね！」
私達はドアノブに手を置き、捻る。
「では、またあとで。」
「..また。」
私は右の扉を開け、中に入っていった。
一本の細い道、進んでいくと数人の声がして、光が見えてきた。
私はその声の人達を助ければいいのか！
光の方へと走る。
「大丈夫ですか！？」と言って出ると、そこには見覚えのある顔が五人。
「A！？」
そのうち四人は声を揃えて私の名前を呼んだ。
「み、みんなぁ！」
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、それとトンパさんだ。
皆のところに行きたいのだが、私はなぜかだだっ広いステージの上。皆は崖を挟んで隣のブースにいる。その反対側には一人は死んでるけど四人の受刑者がいる。
そして、近くのモニターから一人の男性が映し出された。
「君には受刑者と戦ってもらう。」
「実は彼ら、五十時間別室で待機になってしまってね。さすがに十時間でトリックタワーを突破するのは可哀想だから君が受刑者全員倒したら五十時間から四十時間に変更してあげるよ。」
誰かを助けてから一人で進む部屋..だもんね。
「ただし、受刑者百人と戦ってもらう」
「ひゃ、百人だと！！？」とレオリオが一番驚いている。
「....わかり..ました。」
「は！？A！聞いてたか！？百人だぞ！百人！！」
「武器ってありですか？」
「聞けよ！！」と遠くの方から叫ぶレオリオ
「ああ、好きに使ってくれ。」
武器がありなら....たぶんいける....
私はさっき戻した銃を次は二本出し、構える。
「どうぞ！！」
「それじゃあ、よーい、スタート！」
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2019年8月17日 17時
